| 日本時計協会の時計の推定市場規模をまとめ
完成品数量は前年比5%減となるも
一般社団法人日本時計協会 (JCWA:内藤昭男会長)は、財務省貿易統計及び日本時計協会統計を基に、2021年の日本の時計の推定市場規模をまとめ3月9日付で発表している。 それによると、ウオッチ完成品の市場規模は、数量19百万個(前年比5%減)で、実売金額は7,139億円(15%増)となった。 数量内訳は、国内メーカー品56百万個(2%増)、輸入品13.4百万個(7% 減)。実売金額の内訳は、国内メーカー品1,282億円(4%増)、輸入品5,857 億円(17%増)となった。 クロック完成品の市場規模は、数量22.1百万個(8%増)、実売金額は387億円(13%増)となった。数量内訳は、国内メーカー品5.6百万個(6%減)、 輸入品16.5百万個(13%増)。実売金額の内訳は、国内メーカー品236億円(3%減)、輸入品151億円(53%増)となった。 日本の時計メーカー(日本時計協会会員企業)の輸出実績(海外からの出荷含む)を見ると、完成品の総出荷(輸出と国内出荷の合計)は、ウオッチの数量が52百万個(18%増)、金額2,275 億円(13%増)で、クロックの数量は8百万個(2%増)、金額177億円(3% 増)となった。 ウオッチ完成品の輸出の数量は47 百万個(20%増)となり、機種別では水晶アナログが20%増、水晶デジタルは 25%増、機械式が4%増となった。金額は1,474億円(20%増)となり、機種別では水晶アナログが21%増、水晶アナログは19%増、機械式が15%増と なった。 国内出荷の数量は6百万個(2%増)となり、機種別では水晶アナログが前年並み、水晶デジタルが8%増、機械式は3%増となった。金額は801億円(4%増)で、機種別では水晶アナログが2%増、水晶アナログは3%増、機械 式は11%増となった。 クロック完成品の輸出数量は3百万個(26%増)で、機種別では置時計が35%増、掛時計は13%増となった。金額は36億円(34%増)で、機種別では置時計が36%増、掛時計は33%増となった。 国内出荷の数量は6百万個(6%減) で、機種別では置時計と掛時計が共に 6%減となった。金額は140億円(3% 減)で、機種別では置時計が4%減、掛時計は2%減となった。 日本のウオッチ完成品総出荷の数量と金額の推移を見てみると、共に 2020年度からは回復してきているが、2019年度にはまだ達していない。 https://www.jcwa.or.jp/ |
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