 | 知ることがモノ作りには欠かせない重要な要素に
今までの贅沢品の主なターゲット層は55歳以上の富裕層。女性は宝飾品で、男性は腕時計と明確で、マーケティングもそれほど必要なかった。 10年ほど前からジュエリー業界では新規開拓、次世代の富裕層の獲得を掲げている。しかしながらコンピューターの導入が進んだ「第三次産業革命」による便利さの革命によって仕事の効率化は図れたものの、不景気の波に飲み込まれた。商売に対して目の前の努力のみで、乗り切ってきた感が否めない。
これまでの世の中の中心世代は、1960年代〜70年代より上の世代。この世代は何とかコンピューターを駆使して来た世代である。 しかし、これからの社会の中心を担うとされるミレニアル世代は、インターネットが当たり前の時代に育った、デジタルネイティブ世代だ。ミレニアル世代の消費行動やライフスタイル、価値観などは、これまでの世代とは異なるとされ、あらゆる分野で調査や研究が行われるほど。2017年に米国で行われたミレニアル世代の調査では、10人に9人が、社会課題の解決に取り組んでいるブランドから商品を購入することを望み、6割以上が社会的責任を重視する企業で働けるのであれば、報酬がカットされても構わないと考えている、などと前世代とは大きく違う価値観を持つ。
ビジネスに必要なのは「マーケティング力」だと言われている。年齢、性格、趣味、家族構成、職業などから商品作りへと落とし込む作業が当たり前で、そこには必ず「社会背景」が重要枠として加えられている。大量生産を背景に、最重要視されてきた“今のトレンド”だけが重要ではなく、トレンドの本質である時代の背景を学び研究し、検証することが必要である。加えて顧客の心理や消費動向を意識した、細かい商品作りが出来ないと、勝ち抜けないのである。
〜各世代の特徴を知り、勝ち抜くためのマーケットトレンドを学べ〜
これらの情報をわかりやすく得られるのが、スワロフスキー社ジェムストーンズ部門が提供している「GEM VISIONS」だ。他のトレンドセミナーなどでは、トレンドカラーやカテゴリなど“流行の最先端”をいくファッションに特化したものが多く、ジュエリー専門のトレンドというものが存在していなかった。そのため、学んだ最先端ファッショントレンドをジュエリーやアクセサリーなどへ落とし込むのも難しかったのである。
しかし世界的ブランドのスワロフスキー社ジェムストーンズ部門が抱えるトレンドチームは、長年にわたりジュエリーに特化した最新の社会的背景及びトレンドセミナーを、「GEM VISIONS」を通して世界的な有名ブランドに提供し続けている。
「GEM VISIONS」では既に4年前に、ミレニアル世代に注目すべきだと忠告した上で、マーケットに対し想像以上に影響力の強いSNS系のツールを学ぶことを推奨していた。更に、オーダーメイドやカスタムメイドが主流になると予測するなど、時代の先読みについて高い評価を得ている。
国内で「GEM VISIONS」のセミナーを行っているのが、スワロフスキー社のグループ会社、SIGNITY JAPANである。 担当のスワロフスキージェムストーンズチーフアドバイザーの菊池和香子氏は「10年以上トレンドを追いつづけていて分かることは、必ずそのトレンドが市場を席巻するということ。そしてトレンドを惜しみなく学んでいる企業の多くが、勝ち抜いている」と明かした。その一方で、まだまだトレンドセミナーを聞いても、積極的にトレンドを取り入れている企業が少ないと嘆いており、モノが売れない時代だからこそ、時代にあったトレンドを学び今ある壁を突破する力に変えていって欲しいと切望している。
毎年バージョンアップする「GEM VISIONS」の2018年度版は、“マーケティング”要素が加わり、売り上げを上げる為の企画に役立つ内容となっている。これから起こりうる社会背景を時代の流れから研究し、検証されたものを最新のトレンドとして解説。世界的トレンドをはじめ、マーケットトレンド、社会トレンドなど、普段聞くことのできない市場情報などを具体的に得られる。また、顧客の買い方の変化や購買心理なども捉えることが可能となる。そして、社会背景とマーケティングが深く関わり合っていることを理解した上でのプロダクトアウトの重要性を学べ、確実にビジネスとしての着眼点が広がることは間違いないだろう。
先日、セミナーに参加した某有名宝飾メーカーのデザイナーや企画担当者たちからは「理解しやすい」「日常の業務では知ることのできない情報が得られた」「直近の社会トレンドを知ることができた」「製品化へのアドバイスにもなる」「新しいカットやカラーがなぜ必要かを知ることができた」などと、今にも“売れる商品がつくれる!!”という気持ちのこもった声が聞けた。
宝飾業界からは「インバウンド」や「パールジュエリー」「ブライダル」「リフォーム」のことばかりしか聞こえてこない。各世代の特徴を知り勝ち抜くための商品造りを再考しては如何だろうか?問い合わせは、TEL:03-6436-0530(シグニティジャパンまで)。 https://baseconnect.in/companies/18787865-8b8a-432e-9094-a630b3ce181b |
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