 | ある装身具の新聞広告について
日本ジュエリー協会(JJA)の発表によると、今年7月、JJA会員企業より、「ある装身具の新聞広告について消費者に誤解を与える表現が多く問題があるとの報告を受けた」とし、その内容を確認したところ、景品表示法に接触する悪質な広告と判断、消費者庁に報告。JJAは、消費者がジュエリーを購入する際の合理的な判断を阻害することのないよう法令遵守やJJAの規定に基づいた表記をお願いすると呼びかけている。 問題点(『』内は表記、=以下が問題点)は、@『純金ダイヤ(※1)』=「純金ダイヤとは?」が、アイキャッチとして大きな表示があるが、金属はチタンとの記載がある。あたかも良いものであるように誤解を与える【優良誤認】の可能性がある表現。※1の説明は下部に小さく「純金IP加工」とある。 A『ホントに純金?…メッキ(※2)じゃない正真正銘「純金」です』=メッ キじゃない正真正銘「純金」とあるが、※1の説明で「純金IP加工」との記載があるのでメッキ製品であり【優良誤認】の可能性がある。 B※1『純金IP加工。地金に純金を含む金属を蒸着させる最新技術。優れた耐磨耗性を持ち、純金本来の輝きが得られる』=純金IP加工とは、「イ オンプレーティング」イオン化した金属を被加工物に蒸着させる表面処理の事で、メッキの一種。純金を含んでいる 金属との表現で、あたかも純金であると思わせる【優良誤認】の可能性がある表現。 C『メッキには出せない本物の高級感!!』=メッキ製品(※1 純金IP加工製品)が、「メッキには出せない本物の高級感」との表現により【優良誤認】の可能性がある。 D『天然ダイヤ2石』(輝き加工写真)=誇大な輝き加工写真により、あたかも大きなダイヤモンドが入っているような写真加工により【優良誤認】の可能性がある。 E『89%OFF、通常価格ブレス 109,000円→12,000円、ネックレス168,000円→18,000円』=一番目立つ89%OFFとの大幅な値引きの表現があるが、値引きの根拠が不明。実際に通常価格で販売されていた時期や、いつどこでどれくらいの期間か等により【有利誤認・二重価格】の可能性。 F『純金磁気ブレス、純金磁気ネックレス』=チタンにメッキをかけた品物が、あたかも純金の品物のような記載がされており【優良誤認】の可能性。 https://jja.ne.jp/ |
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