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08/18(Wed) 昨年対比で120%の売上を達成
“オープン・フュ―チャー」テーマに「D&D コレクション2021」開催

総力を結集して選び抜いた逸品の数々を提案

《ヨシディア》 スイスの高級時計「コンコルド」のウオッチ&ジュエリー、「D&D 144」,
「D&D Elegante」他ブランドジュエリーの輸入発売元であるヨシディア梶i本社:東京、田村宗人社長)は、毎年恒例の新作ジュエリーの発表会「D&D コレクション2021」を8月18日、東京・恵比寿のウエスティンホテル東京で行い、昨年対比で120%の売上をあげた。
総力を結集して選び抜いた逸品の数々を提案した同展は、コロナ禍での開催だけに感染に最大限留意した入り口での体温計設置、各所での除菌やセンサーで完全防備を実施し、今回は、コロナの暗いイメージの現況を払しょくするために“オープン・フュ―チャー」をテーマに、ワクワク、ドキドキの商品を見てもらう為の明るいイメージの会場づくりとした。
展示会場とは別会場で行われたD&D仕入れ会では、取引先のデパートや卸商たちが、「お客様は、コロナ禍でジュエリーを買いたくてうずうずしています。お客様の要望に合う商材があれば仕入れますよ」としっかり仕入れていた。
http://www.144diamond.com/

08/16(Mon) 「ジャパンジュエリーフェア2021」甲府で開催
200社を超えるジュエリーサプライヤーが新作を発表

クリスマス商戦に向けたジュエリー業界イベントとして毎年東京ビッグサイトにて開催されてきたジャパンジュエリーフェア(JJF)は、2021年はその会場を日本最大のジュエリー生産拠点である山梨県甲府市に移し開催されます。すでに全国から200社の出展企業の参加が決定しており、一年半にわたり制限されてきた業界内の「もの」と「情報」そして「人」の交流を再開していくための布石となるべく、9月1日、アイメッセ山梨にて開幕します。
コロナ対策のためご来場いただく皆様には、無料の来場者事前登録を推奨しています。是非、今すぐ下記のボタンから来場者登録を行ってください。また、東京、新宿、横浜、新大阪、名古屋かからは無料遠距離バスも運行。皆様のご来場をお待ちしています。
本イベントは、業界関係者のためのB2Bのトレードショーです。個人輸出やEコマースを活用し海外にジュエリー販売を行っているソーシャルバイヤーの方は入場可能です。
ジュエリーメーカー、卸、小売店の皆様はもちろん、すでにジュエリーを商品として取り扱われている、これから新商材として取り扱いを検討されている異業種の方々、また、海外への個人輸出に携われるソーシャルバイヤーの方もご来場いただけますので、是非奮ってご参加ください。
https://www.japanjewelleryfair.com

08/15(Sun) 「ジャパンジュエリーフェア2021」
9月1日〜3日、ジュエリー生産地・甲府アイメッセ山梨で開催

 業界関係者のための『B2B』を掲げる「ジャパンジュエリーフェア2021」(JJF)が、東京オリンピックの関係から、日本最大のジュエリー生産拠点である山梨県甲府市に会場を移し、9月1日〜3日の3日間、 売れる商品の仕入れ、売るための人脈作りに最適なJJFとして開催される。さらに、今回は共同主催者であるインフォーママーケッツジャパン鰍ニ一般社団法人日本ジュエリー協会に加え、山梨県水晶宝飾協同組合が共同主催者となり、新たな見本市としての魅力や幅広い情報発信 、ジュエリーの生産拠点ならではの商品供給並びにサービスの提供などに期待が高まっている。厳しいからこそ、可能な限り業界を盛り上げるであろう主催者に注目したい。

甲府以外で出会えないメーカーやクラフトマンと出会える

 地場産業に「ジュエリー」と「宝飾加工生産技術」を掲げる山梨県は、ジュエリー生産量日本一。古来より受け継がれる、研ぎ澄まされた「技」の数々を会場で披露するとし、甲府以外の展示会では出会うことができないメーカーやクラフトマンと出会えるとのことで、今後の大きなビジネスチャンスにつなげて欲しいと呼びかけている。
 また、JJFが支持される大きな要素の一つであるセミナーは、ジュエリー業界と共に歩んできたトレードショーだからこその企画が目白押し。これまでにも業界セミナーや若手人材育成企画として、実践的かつ最新のものが提供されてきた。今回も業界最前線の情報 やイベントが盛り込まれ、国内小売事情の最新情報を発信する「All About Retailers」をはじめ、アリババグループが提供する中国最大のオンラインモール「Tmall」の宝飾責任者とのコラボレーションセミナーが開催される。
内容もこれまで以上にグローバルに展開予定。異業種バイヤーや業界の 将来を担う若手の人材に向けた「次世代育成型セミナー」と「工場見学ツアー」には、山梨県水晶宝飾協同組合と山梨県宝石美術専門学校が協力している。詳細は公式ホームページのセミナープログラムを参照。
 会場では、世界屈指のジュエリー加工・製造技術を持つ地元企業やクラフトマンほか、業界を牽引する大手メーカーや卸業者200社が出展する。
 「1年以上お会いできていないお取引先がいる」「主要取引先とFace to-Faceで商談できていない」「取引先に新作の提案ができていない」との声が多く寄せられ、これらの声に 応えるべくJJF では来場者・出展社双方に満足度の高い商談、買い付けの場を提供するとして いるが、出展社自慢の新商品の情報や新サービスの情報はまだまだ全国に届いていない。JJFは開催されるのかとの問い合わせもまだあり、業界内の“巻き込み”の弱さが露呈してい ることにも注意したい。売れ行きが順調で、今後も拡大路線を見据える小売店は、山梨なら新しいものが見つかりそうだと期待をこめて来場するとの声を聞いているので、少しでも早くポジティブな情報を流し、JJFから産業内の経済効果につなげたい。
 JJFも現在はジュエリー専門業者の専売特許ではなく、異業種バイヤーの来場も見逃せなくなってきている。通販や訪販、Eコマース、アパレルショップからセレクトショップ、結婚式業関係者や催事などの運営会社、観光産業などあらゆる異業種のバイヤーも訪れる ので、業界全体として少しでも市場拡大の可能性を引き出していきたいところだ。
 会場となるアイメッセ山梨は、甲府駅からタクシーで約25分。甲府駅からアイメッセ山梨までは循環バス(無料)が、1時間に1本程度走る。また、主要都市から日帰り出張が可能な場所であり、主要都市の東京駅・新宿駅・横浜駅・名古屋駅・新大阪駅からは無料遠距離シャトルバスが運行される(要申込)。ただし自由に動きたいのなら、現地での移動手段の確保は必要だ。
 「学び」としては、世界有数の宝石加工の街・山梨ならではの工場見学・体験ツアーが用意された。会期2日目に 潟宴bキー商会(AM)と叶ホ友(PM)の2社による貴重な工場見学の予約が始まったが、8月初旬現在で石友の工場見学は満員となっている。
 さらに、山梨県は果樹園やブドウ園などの“フルーツ王国”として有名なことから、来場者に先着順で山梨ならではの魅力的なプレゼントを進呈するとしている。
https://www.japanjewelleryfair.com/

08/15(Sun) 内閣総理大臣賞と台東区長賞ダブル受賞
福岡の老舗宝石店「宝石・時計いのうえ」

 1828年の江戸時代から続く福岡の老舗宝石店「宝石・時計いのうえ」(福岡県福岡市、井上晃一社長)は、国内で最も権威のあるジュエリーコンテスト「JJAジュエリーデザインアワード2021」に初出場し、グランプリの内閣総理大臣賞と台東区長賞の2作品が、9月1日にダブル受賞予定となった。
 新型コロナ拡大により“不要不急” の商材を扱うジュエリー業界は大きな打撃を受け、2020年の国内ジュエリー小売市場規模は前年比83.2%の1,656億円の減少となり、リーマンショック以上の縮小。
 この逆風の中、宝石・時計いのうえでは30歳と28歳の若手デザイナー・クラフトマンに活躍の場を設け、老舗企業として技術や伝統を守りつつ新たなチャレンジも続けることで、九州初・福岡初の受賞予定内諾の快挙となった。
 グランプリ内閣総理大臣賞の受賞作品「Twinkle〜星影の記憶〜」(写真:上)の作品テーマは、子供の頃に見た流星群の記憶。プラチナとホワイトゴールドで構成した淡いストライプの木目金は、流星が過ぎ去ってゆく余韻と次の瞬間に降り注ぐ期待を表現。僅かに揺れる金の輪は空の彼方で輝く星を想わせる。
二段構成の曲線は、様々な輝きの表情を見せ、首に添う角度と重心で着け心地も軽やかに なるよう工夫している。デザイナー・製作者は、上久保泰志氏。
 台東区長賞の受賞作品「軌跡」(写真:上)の作品テーマは、ローマを訪れた際、印象に残った石畳の道。それは文明の発展と共に長い年月をかけて表面がすり減り、うねって湾曲していた。石畳は天気によってその表情を変え、雨の日には艶っぽく、晴れの日にはざらり。ローマで魅せられた様々な変化を3種の質感に仕上げたゴールドで表現した。デザイナー・製作者は、高橋里奈氏。
 今後も同社は、顧客に最も適したジュエリーを提案できる専門家「かかりつけの宝石店」として、ジュエリーを通じて心と生活を豊かにしていくことを目指す。なお、来年以降の国際コンテストにも積極的にエントリーする予定としている。
▽『宝石・時計いのうえ』=「かかりつけの宝石店」として、福岡市博多区・中洲川端で宝石店を経営。創業は文政11年(1828年)で、現在は7代目となる42歳の井上晃一氏が代表を勤める。
創業時から細工の丁寧さ・表現力の豊かさには定評があり、お客様第一の仕事ぶりで高い評価を受けてきた。
 また、経営効率化の徹底とIT活用で、高品質ジュエリーを相場よりも安く提供。県外の顧客からの注文も多数得ている。さらに、働き方改革として、女性が働きやすい職場づくり・若手の活躍の場・リモートワークも推進。顧客だけでなく従業員・取引先も含め、ジュエ リーを通じて心と生活を豊かにすることを目指している。
https://www.inoue1828.com/

08/15(Sun) 「関メタルアート展」作品を募集
刃物のまち岐阜県関市で開催される

 刃物のまち岐阜県関市で開催される、金属を使ったアート作品の祭典「関メタルアート展」の作品を募集している。岐阜県関市は金属を使ったものづくり文化のまち。そんな魅力を全国に広めようとこの祭典がスタートし、今年で7回目。新名所せきてらすでの作品展示に加え、インスタグラムを活用したオンライン展示も行う。

08/15(Sun) ナガホリ 「創美展2021 AUTUMN」
10月15・16日の2日間、帝国ホテルで開催

潟iガホリが主催の「創美展2021 AUTUMN」は、“True Beauty〜真実の美”をテーマに、10月15・16日の2日間、帝国ホテルで開催される。
 クローズアップデザイナーは、創設35 周年の芝田悦美氏。困難な現状を乗り越えるため、ジュエリーを着けることで輝き、それを力にして欲しいという願いを込めた35年の集大成を発表する。
 ブランドジュエリーは、オーガニックな色と輝きが魅力の「ナディア」、優しく艶やかな彩りの「彩」、自然の美しさをアートにした「アンナマリア・カッミィリ」、 創美展に初出展の「ゾッカイ」、身にまとうアート「 スカヴィア」、輝く光のコレクション「コルロフ」、鮮やかに表現された独創美の「イザベル・ラングロア」など。デザイナーズジュエリーは、梶光夫、落合朋子、水野薫子、山崎裕美子など。
http://www.nagahori.co.jp/

08/15(Sun) ミツムラが「仕入れ会」を開催
夏の追加仕入れと、秋商戦に向けて

 確かな品質・価格で顧客ニーズに応える老舗卸メーカーの潟~ツムラ(三ツ村太一朗社 長)は、夏商戦の追加仕入れと合わせ、秋商戦に向けた仕入れ会を、鞄c中宝飾と合同で、8月4日に東京・上野で開催し、関東を中心に多くのバイヤーが訪れた。
 三ツ村社長は、「厳しいながらも追加仕入れもあり、細かく需要を捉えていくほかありません。秋以降、コロナが収まれば、爆発的な需要喚起にも期待しているので、新作をはじめ改めて商品の良さを伝えておくことが大事です。お客さんと共にこの状況を打破していきたいと考えています」と話しており、ジュエリーの動きは少なくないとしている。
 ミツムラが取り扱うイタリアン・ジュエリーPizzo d’Oro(NEONERO)は、地金商材ながら最新技術とデザイン力で、ボリューム感たっぷりのデザインなのに軽くて着けやすいのが特長。重たくておしゃれを諦めていた年配層には特に人気が高いが、トレンドを押さえたカジュアルなデザインが豊富に揃っているので、若年層にも好評で、母と娘の兼用でも楽しめる。アイテムは、イヤリング、ネックレス、リング、バングルとすべてが揃い、価格帯も手頃なことから全国の催事商材としても活躍している.
http://mitsumura-corp.co.jp/

08/15(Sun) ラグジュアリー業界に新たな道を築く
「ブルガリ」

強力な製品追跡サービスと真贋判断の確保

「ブルガリ」は、倫理面に関わる真摯な取り組みにおいて、透明性が重要だという信念のもと、ブロックチェーン技術(改ざんがほぼ不可能とされる、データを記録するためのデジタルシステム)を『セーブ・ザ・チルドレン』コレクションに適用し、同団体への寄附を追跡する機会を保証する取り組みをスタートさせた。
 ブルガリは、社会的責任を果たすラグジュアリー業界の未来に向けた新たな道を築き続けており、国際的なブランドと協力して、ブロックチェーンネットワーク「オーラ(Aura)」の開発に取り組んでいる。
 このブロックチェーンネットワークは、業界全体に強力な製品追跡サービスを提供する技術であり、真贋判断の観点からも製品情報の完全性を最大限に確保する。2009年より、「ブルガリX セーブ・ザ・チルドレン」のジュエリーコレクションを1つ購入するごとに75 ユーロが寄附されているが、今後、これらの製品を購入した顧客には、各製品に関連するブロックチェーン認証デジタルオーセンティシティIDが発行され、専用のデジタル体験を通じて自身の寄附を追跡し、その具体的な効果を確認できるようになる。
 ブルガリがこれまでに投じた1億ドル以上の寄附金は、セーブ・ザ・チルドレンが取り組んでいる4つの活動分野(若者のエンパワーメント、緊急支援、教育、貧困対策)を支援。デジタル体験はこの4つの分野からスタートし、顧客はそれぞれの分野を見ることでプロジェクトの詳細のほか、寄附の恩恵を受けている子どもや青少年たちのストーリーを見ることができる。
 このような過程を経ることで、ブランドに対する顧客の信頼が高まるだけでなく、寄附という行為と具体的な成果とのつながりがより明確になり、寄附した顧客の献身的な意識をより強固なものにするとともに新たな顧客がブルガリの慈善活動に参加するきっかけを作る。
 責任あるイノベーションの分野でさらに前進したブルガリは、長期的なヴィジョンのもと、慣習や手順だけでなく社会的行動にも変化を起こすという果敢な姿勢から、その責任を強化し続けている。
https://www.bulgari.com/

08/15(Sun) 人気フォーチュンアドバイザーとコラボ
「ポンテヴェキオ」

“幸運へ導くポジティブなメッセージ”が多くの人から支持される人気フォーチュンアドバイザー、イヴルルド遙華氏とのコラボレーションジュエリーを「ポンテヴェキオ」が7月30日より発売開始。ポジティブな願いを込めたモチーフやフォルムに、イヴルルド遙華氏による手描きのメッセージを刻印。ミニマルなデザインに仕上げ、アミュレットジュエリーとしてもデイリーユースしやすいコレクションとなっている。
 イヴルルド遙華氏は『新型コロナウイルスの影響で世界が大きく変わりました。見えないウイルスへの恐怖、将来や仕事、お金の不安、なかなか遊ぶこともできずに気持ちが晴れない生活。ちょうど新型コロナウイルスの出現は、 星占い的にも約二百年ぶりの大革命 のサイン。世界は、新たなフェーズに突入しているのです。誰も経験したことがない「風の時代へ」 ―こんなぐちゃぐちゃなときに最も大事なのは、「心のあり方 」です。何百年、何千年前からジュエリーは、お守りだったのです。好きなものをもつことで、まるでプラシーボ効果のように “きっと大丈夫”って思考が好転することで、本当に幸せを引き寄せハッピー になれるのだと思います。今回は、こんな大変な期間を乗り越えることができるように、昔から人気の馬蹄モチーフや発展や繁栄を表す木の実、草木の種をモチーフにしました。誰かの幸せのお守りになるように心から願っています』とのメッセージを添えている。
https://www.pontevecchio.jp/

08/01(Sun) 「若い力」で、新しいことへチャレンジ
高い専門性が求められている

期待と不安が入り混じり、色々とあった「東京オリンピック・パラリンピック2021」が始まった。世界中からトップアスリートが集まり、知識のない国の存在に、改めて世界の広さに気づかされる。
文化もそれぞれ違う。テレビ観戦すれば、熱い戦いに自然と『感動』させられる。人がリアルで会えることの喜びが、含まれているのかもしれない。勝敗に一喜一憂もするが、勝っても負けても、今回は戦えて良かった、開催できて良かったと、結果として思いたいと願う気持ちがどこかにあるのではないだろうか。
 参加する国々によっては、メダルを狙う国や参加することに意義をもつ国など、目的はそれぞれの国によって様々あるようで、それでもトップアスリートたちが真摯に試合に取り組む姿に、金・銀・銅のメダル獲得だけが大事なことではないことに気づかされた人も多いはずだ。さらに、10代・20代が新しい扉を開く『若い力』を目の当たりにし、時代が変わったことを実感するとともに、『新しいことへのチャレンジの必要性』や『進化する必要性』、『新しい視点』、「新しい考え方」を持たなければ、時代に置いてかれると感じた人も多くいたのではないだろうか。
 マーケットも様々に変わり始めた。着地点が見えないだけに色々と模索され、流通経路が多岐にわたり、高い専門性が求められはじめている。
 ECサイト、通販をはじめ時代にあった販売方法がいくつもある状態だが、もはや何でもあり。技術の安売りや価格破壊が懸念される商品も見て取れる。とにかくモノが溢れ、さまざまな情報が氾濫し、基準のない市場での戦いに苦戦を強いられる一方で、それらを 補う“若い力”(付加価値サービス)などが存在する。業界としては、きちんと把握し、情報共有していくことが、今後の発展に寄与すると考えられる。

米国市場で爆発的に広がった「Counter Sketch ®」

ジュエラーが顧客と対話しながらリアルタイムで自由にデザインをおこせる機能を含む、完全な3D機能を備え、簡単に扱えるクリエイティブなソフトウェアプログラムとして、2019年より爆発的に米国市場で宝石店に広がり続けているのが米国・STULLER社の「Counter Sketch®」だ。
 爆発的に導入が進んだ大きな理由のひとつは、何万通りものデザインが瞬時に完成してしまうのはもちろんのこと、素材やサイズ、石の大きさ、色など、全て自分好みにデザインができあがれば、ボタン一つで発注され、1週間後に商品が届くシステムが、簡単に導入できてしまうことだ。パソコンが苦手、CADができない販売員であっても簡単に使用できるそうだ。
 宝石店で自分好みにデザインした商品の注文は、全てSTULLER社に届き、STULLER 社が製造し、小売店に送り、小売店が顧客に渡すというシンプルな構図となっている。
宝石店が職人を探す必要もなく、素材を仕入れる必要もない上に、在庫リスクの心配がないので、ある程度の資金がなくてもSNSや動画で話題性を打ち出せれば簡単に始められるメリットもあるようだ。
 3Dデジタルの描写がよりリアルに画面上で表現 できるため、 紙にデザインを描くよりも手直しや実際のデザインと違うなどのクレーム対応が少なくなるメリットも出てい る。画面上で簡単に注文できるオーダーメイドジュエリーとして、今後の市場の主流になり得るシステ ムといえる。
 導入した小売店の多くは、最低限のサンプル商品を見せながら顧客と対話していくのが主流のようだ。誰もが自分の好みを伝えられるかといえば、そうではないので、宝石店なりの工夫が必要となることは間違いない。
 ただし、従来方式のメーカーなどとの商品仕入れの商談はゼロ、デザイナーとのやり取りもゼロにすることも可能になるので、その分スピーディーな商談が可能になるため時間のロスを抑えることができる。
 デザインは、商品化が可能な範囲内で自由な発想で作り込むことができるので、ほぼ希望通りのデザインを実現することが可能だ。これまで“ジュエリーらしさ”が追求されたデザインが多い中で、自分好みやオリジナル性が追求されることにより、よりファッションとしてやお守り、絆として愛着のもてるアイテムになることに期待が持てることだろう。
また、その日の相場によって変動する地金の金額をリアルタイムに商品に反映させた値段が画面上に弾き出され、 顧客と一緒に確認できるので、予算オーバーなどを心配することもなく、顧客に不安を与える要素を消し去ることができるので安心感を産んでいる。
 それらに加えて、導入が広い範囲に広がった分だけ、全米における共通の適正価格が市場に広まるため、不透明な価格における不安感をぬぐい去ることができるので、ジュエリーの市場への浸透をより促進する役目を担っていることにも注目したい点である。

米国市場とは異なる日本市場での「Counter Sketch®」

 日本市場で「Counter Sketch®」を展開しているのは、工具専門ショップの「シーフォース」。
日本市場における導入方法は、米国とは若干異なる方法で展開されているので、担当の機械部3Dソリューション課、西山剛主任に話を聞いた。
西山氏は「まず、国内のジュエリー業界においては、他国と比べてIT化の導入が著しく遅れていると言わざるを得ません。この原因のひとつには、CADソ フトを含むITツールへの理解が進んでいない、勉強不足という状況があるのではないでしょうか。IT化と、既存の技術や経験を用いた製造方法は、相対するものではなく、どちらも“ものづくりの為の選択肢のひとつ”であることが周知されていけばいいのですが、そのためにはまだ少し時間がかかりそうですね。それに加え、昨年から続くコロナ禍が収束したとしても、リモートワークをはじめとする働き方の変革は急速に進んでいくことが予想されているので、実 際にこれを機にCADソフトを導入した事業所はかなり増えました。さらに、国や地方公共団体による補助事業としての後押しもあり、導入へのハードルは相当下がりましたので、近い将来、 CADソフトは必須のツールになるのではないでしょうか。日本国内で運用されるCounter Sketch®はSTULLER社 による製造販売等の対象外ですので、各事業所内での接客、製造、販売のためのツールとして活用されていますので、リモートワークや新しい働き方改革におすすめです」と説明している。 

Web上で簡単にデザイン
マイスターにオーダーメイドの「アクレード」

  日本市場においても、これとほぼ同じ仕組みのジュエリーブランドが今年の3月、銀座に誕生した。ドイツのジュエリーメーカーegf社がグローバル展開する、WEB上で婚約・結婚指輪がデザインできるジュエリーブランド「アクレード」(輸入総代理店は潟zッタ)がその一つ。独自のリングデザインシステムを使い、オーダーメイドの購入体験を商品と並ぶ価値として提供している。
「アクレード」の特徴は、リングアドバイザーが顧客に寄り添い、指輪に込めたい想いを大切に表現すること。そしてその想いは、ドイツにいる熟練のマイスターの技術と最先端テクノロジーによって具現化される。デザインプロセスや価格、製造過程も明らかにした透明性に、世界的な技術力の高さをもアピールポイントにしている点が新しい。
 まだまだ結婚指輪を自分でデザインすることは浸透していないが、「体験型」の消費行動から自分のこだわりを求めるユーザーが多いことは明らかであり、「アクレード」に投稿される口コミには、「納得行くまでデザインし、世界にひとつのオリジ ナルリングを作ることが出来た 」、「出来上がった指輪を見て感動した」、「とても親身になって相談に乗ってもらえた」などのコメントが開店以来寄せられている。
これは、「アクレード」が提供する購入体験が、新たな付加価値として需要を捉えていることの証左であるといえる。

非接触型の新しい仕入れスタイル
村田宝飾のBtoB専用サイト「The Jewelry Concierge」

 Withコロナとして、都市間の移動が制限される中で、仕入れ会や見本市などが苦戦する中で、卸業においても変化が見られている。
 全国各地で開かれる大小様々な見本市に必ず出展し、その時の旬の商品を提供するとして全国の宝飾店から “一番のパートナー”として信頼されている宝飾製造卸の村田宝飾鰍ヘ、コロナが発生してから今年の8月まで予定していた見本市の出展を、顧客と社員の安全・安心を最優先するために全てキャンセルし、昨年早々に宝飾小売店が安全に仕入れを行えるBtoB専用サイトを立ち上げ、非接触型の新しい仕入れスタイルとして、多くの宝飾小売店の利用と高い評価を獲得。この8月にはサイトをリニューアルした「The Jewelry Concierge(旧:MNS)」にバージョンアップした。
 サイト内では、村田宝飾の基幹システムのデータと直結されており、在庫数がリアルタイムで確認でき、掛率を各小売店の任意で設定できるため、エンドユーザーと一緒に画面を見ながらの商品提案や販売を行うことが可能になっている点が、使い勝手が良いと評価されているところだ。もちろん、これまで通り、店頭で活用できるPOP等のダウンロードやカード決算などにも対応している。
https://www.e-tkb.com/



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