※写真をクリックで拡大します。
Home

10/02(Fri) インドのサイトホルダーが新会社を設立
天然とラボダイヤモンドの共存共栄を図る

ダイヤモンド業界の長期的な発展を掲げて

 インド・グジュラテ州スーラットを拠点に世界でも3、4社しかないと言われるラボグロウンダイヤモンドの製造から研磨までの一貫生産を確立した、グローバル企業Diamond Ele mentsとサイトホルダーでありインドを代表する天然ダイヤモンドの輸出入加工業者Laxmi-Diamondが、将来のダイヤモンド業界を見据え、天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドの製造・加工方法の最先端技術の開発と販売に取り組むため、共同出資にてSuperhard Research Center,LLCを創設。更に、海外初の拠点として日本に合同会社SUPERHARD JAPAN(東京都台東区、杉浦正芳社長)を立ち上げ、9月から本格的に活動を開始した。
 これまで国内の宝飾業界においてラボグロウンダイヤモンドは、「価値があるのか」「本物なのか」「天然ダイヤモンドが売れなくなる」などの素材に纏わる議論ばかりがされてきたが、注目すべき点は天然ダイヤモンド専門企業が、天然ダイヤモンドだけでは厳しくなる今後の市況を捉え、ラボグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドの共存共栄を戦略的 に図ることだろう。
今回Superhard Research Center,LLC を創設した目的も、CVDダイヤモンド業界の最前線に立ちながら、自社開発の最先端技術と革新によるサステナビリティ(持続可能性)とトレーサビリティ(追跡可能性)を約束した、高付加価値なラボグロウンダイヤモンドを宝飾品として提供するという長期的なビジョンを掲げたサービスの提供にある。元々、デビアスによるラボグロウンダイヤモンド専門ブランド「ライトボックス」が“これまでになかった手頃なファッションジュエリー”を提案しているように、天然ダイヤモンド市場を奪い合うのではなく、相互の魅力による総合的な世界のジュエリー市場の拡大が狙いだ。
 日本国内では、日本ジュエリー協会(JJA)と宝石鑑別団体協議会(AGL)が『宝石もしくは装飾用に供される物質の定義および命名法』に照らし合わせ、ラボグロウンダイヤモンドは「合成ダイヤモンド/Synthetic diamond」と表記するガイドラインを作成し、合成ダイヤモンドは『宝石ではない』と明確化 (JJAは宝石を扱う団体であることが基本方針)。また、合成であることを明確にするために「Synthetic Diamond (SYD)またはLaboratory-grown Diamond(LGD)」あるいは「合成ダイヤモンドであることが十分に認知されているブランド名やシンボル」をルースへ刻印することを推奨している。
 海外では、世界の主要なダイヤモンド産業9組織(AWDC、CIBJO、DPA、GJPC、IDI、IDMA、USJC、WDC、WFDB)が、「Synthetic、Laboratorygrown、Laboratory-created」のみを使用するとしている。  このように国内と海外での違いがあるが、“消費者に対して公正で有益な価値を提供する必要がある”と、GIAが天然ダイヤモンドと同様のフルグレー ドのレポートをラボグロウンダイヤモンドに対しても今年度末から提供を始めると発表している点を重要視すれば、 相互の魅力によって総合的なジュエリー市場の拡大の可能性を示していると考えても間違いではないだろう。
 現在、Laxmi Diamondは、天然ダイヤモンドの中でも希少価値の高い、カラーダイヤモンド(ピンク、ブルー、オレンジ、ヴァイオレット)を世界的な宝飾メーカーへ提供している。
 それらをラボラトリーグロウンダイヤモンドで提供したならば、1ctあたりで10〜20分の1の価格で提供することが可能で、これまでになかった楽しみ方を天然ダイヤモンドの魅力とは違っ た形で提案することができるようになる。
 価値については、天然ダイヤモンドと同等ではないことは誰もが知る事実だが、鉱山から出た原石の80%が工業用ダイヤモンドとなるのと同じく、ラボグロウンダイヤモンドも35%程度しか使えないことや、電気などのコスト面からしても現状の値段が急激に下がることは考えられないとしている。
 SUPERHARD JAPANは、製造からカットまで自社一貫生産できる強みを生かし、1つのサイズに対して±0.05 というロストの少なさを売りに白とファンシーカラーのラボグロウンダイヤモンドを提供。さらに0.5ct upからは非常に安価で提供することが可能だとい う。また新しいビジネスモデルとしてオリジナルカラーなどの提案ができる OEMスタイルにも力を注ぐ。
 より詳しく知りたい企業や団体などには、プロダクト知識を高めるセミナーを実施し、市場拡大を担う現場(売り 場/販売員)をフォローする教育部門も開設する予定となっている。 ▽問い合せ=スーパーハードジャ パン:東京都台東区上野5-21-3サス ガ第2ビル502号、TEL.03-5807- 0050。

10/02(Fri)日本宝飾クラフト学院がオンラインで「宝石品質判定講座」開催
実際に宝石を見ながら自宅やオフィスで受講できる

実際に宝石を手に取って、宝石の価値のつき方を学ぶことができる日本宝飾クラフト学院のワークショップ「宝石品質判定講座」(監修:諏訪恭一氏)が、10月よりオンライン講座として始まった。  
同講座は2016年より定期的に開催され好評を博していたが、今年3月より新型コロナウイルスの影響で休講を余儀なくされていた。  
今回、オンラインで受講できるのは、最初に必修となる「入門講座」。講義と実習に分かれた内容で、受講生は申し込み時に提示される150分の講義動画を視聴した後に、講師やほかの受講生とともにZOOMでディスカッションしながら実習を受けることになる。  
実習では、56石のトレーニングストーンを使用する。この宝石は、申し込み後に受講生に送付されるもので、オンライン講座でも宝石を実際に手元で見ながら学ぶことができる。実習時間は約3時間。昼間クラス(13時〜16時)と夜間クラス(18時30分〜20時)があり、夜間のみ2日間となる。  
開講日=昼間:10月14日、11月7 日、12月2日。夜間:10月21日・22日、11月18日・19日、12月9日・10日。以降の日程は随時発表する。  
講師は、宝石研究家の山岸昇司氏。 受講料:1万2000円+税(テキスト代別)。問い合せ=日本宝飾クラフト学院東京本校:0120-3388-26。 
https://www.jj-craft.com/

10/02(Fri) ティファニーが個別登録のダイヤをめぐる軌跡情報を確立
ダイヤモンドのトレーサビリティの優位性を確立

「クラフトマンシップジャーニー(原材料調達・加工・ジュエリー製作履歴)」

《ティファニー》 ティファニーは、自社の個別登録ダイヤモンド(0.18カラット以上)が、ティファニーブルーボックスに収められるまでの軌跡「クラフトマンシップジャーニー(原材料調達・加工・ジュエリー製作履歴)」の情報を10月から提供すると発表した。  それぞれの原石の計画と準備、カットと研磨、ならびにジュエリーへのセッティングがなされる国を開示するのは業界初。これは、ティファニーが世界的なラグジュアリー ジュエラーとして初めて、自社ダイヤモンドの原産地情報(原産地域、原産国)を提供した2019 年の発表に続くもの。透明性を新たなレベルへと引き上げ、自社ダイヤモンドのクラフトマンシップ ジャーニー全体の情報を提供することで、自社商品のあらゆるステップが人々と地球全体の福利に貢献することを保証するというブランドのコミットメントをさらに強化することになる。
 ティファニーのチーフ・サステナビリティ・オフィサー、アニサ・カマドリ・コスタ氏は「本日当社は、ダイヤモンドトレーサビリティへのコミットメントをさらに一歩推し進めます。当社のお客様には、ティファニーのダイヤモンドが品質面だけでなく、社会と環境への責任面でも、最高の基準に沿って調達されたことを知っておいていただくべきだと 考えます。これは、この両面を保証する最善の手段だと確信しています」とコメントした。  個別登録されたダイヤモンドについて、ダイヤモンドの原産地域または原産国、ならびにダイヤモンドがどこで計画・準備され、どこでカットおよび研磨され、どこでグレーディング(格付け)および保証がなされ、また、どこでジュエ リーにセッティングされたかが、ティファニーの顧客に伝えられる。この情報は、セールスプロフェッショナルから入手できるようになるとともに、ティファニー ダイヤモンド鑑定書に記載される。
 ティファニーは、5つの自社ダイヤモンド研磨工房を世界各地で所有・運営しており、世界的ラグジュアリー ジュエラーの中でもユニークだと言える。そうした研磨工房では、1500人以上の職人が、カラット重量だけでなく、ダイヤモンドの輝きと、光の拡散による煌めきを最大限に高めるべく、カットの卓越性にとことんこだわることを保証する。 ベルギー、モーリシャス、ボツワナ、ベトナム、カンボジアに自社所有のダイヤモンド工房、ならびにニューヨークにティファニー宝石研究所、北米に5つのジュエリー製作工房を有するティファニーは、自社独自の最高の基準達成を確保できる。
 ティファニーのダイヤモンド&ジュエリー・サプライ部門シニアバイスプレジデントのアンドリュー・ハート氏は「ティファニー ダイヤモンドのクラフトマンシップ ジャーニーの情報をご提供することは、当社サプライチェーンへの数十年にわたる投資を反映しています。責任を持って採掘されたダイヤモンドの原石を直接調達し、自社の工房で自社の基準に沿って製作およびセッティングすることは、数あるラグジュアリージュエラーの中でもティファニー独自のものです」と説明した。
 世界的なラグジュアリージュエラーの中で並ぶもののない、このサプライチェーンの透明性の提供はティファニーならではものであり、垂直統合への20年以上にわたる投資によって可能となった。この垂直統合モデルは、クラフトマンシップ、安全で衛生的な労働環境、地域経済開発、サプライチェーン トレーサビリティの各基準を守る助けとなる。20年間に8500万ドルを助成してきたティファニー財団によって主導される慈善活動と相まって、ティファニーはサステナブルラグジュアリーのパイオニアとなってきた。

ダイヤモンドのクラフトマンシップジャニーの各ステップ

《責任ある調達》
 多くのティファニー ダイヤモンドは、 オーストラリア、ボツワナ、カナダ、ナミビ ア、ロシア、南アフリカといった国々で採掘され、信頼の置けるサプライヤーから責任を持って調達された原石としてジャーニーを始める。ジンバブエやアンゴラといった懸念地域からの調達は禁止されている。

《準備と計画》
原石として調達するすべてのダイヤモンドは、ベルギーのアントワープでジャーニーを続ける。この地で、個々のダイヤモンドの原産地が記録され、ダイヤモンドはその後、サイズ、カラー、透明度、蛍光性に応じて選別される。

《 カットと研磨》
 ベルギーとともに、モーリシャス、ボ ツワナ、ベトナム、カンボジアにある工房において、高い精度と芸術性をもってダイヤモンドをカットおよび研磨する。 ティファニー所有またはティファニー認定のカットおよび研磨施設は、安全で衛生的な労働環境を備え、多くの施設では現地の法律を上回る安全衛生基準を順守している。自社工房では、 ティファニーは現地で採用を行い、地域社会に投資し、途上国の従業員に生活賃金を提供することを誇りとしている。また、ティファニーのトレーサビリティ、品質、社会・環境基準を順守する、信頼の置けるサプライヤーからも、選り抜きの研磨済みダイヤモンドを調達する。

《格付けと品質管理》
 ティファニーダイヤモンドは、米国、 カンボジア、ベトナムにあるティファニー 宝石研究所のネットワークで細心の注意を払って評価され、あらゆる石がニューヨークで定められ保証される基準である最高のグレーディング要件を満たしていることが保証される。

《セッティング》
 最後に、米国にあるティファニーの工房で自社ダイヤモンドの大半をセッティングする。ダイヤモンドセッティング職人は、1つ1つのユニークなダイヤモンドを個別につくられる理想的なセッティングと組み合わせて、石の美しさを際立たせるが、これには高い精度と芸術性が要求される。ティファニーの工房は、安全性、清浄度、および生産的な快適環境に関する高い基準を満たしている。

《ティファニー ブルー ボックスへ》
 ティファニーダイヤモンドは現在、 FSC®(森林管理協議会)認証取得済み材料および再生材料を含む、サステナブルな供給元から調達される紙でつくられたTiffany Blue Box®および バッグに収めて渡される。
▽ダイヤモンド クラフトマンシップ ジャーニーおよびティファニーのサステナビリティの取り組みの詳細について は、Tiffany.com/sustainabilityで確認できる。
https://www.tiffany.co.jp/

10/02(Fri) 横行する「委託販売」の見直しこそ宝飾業界を正常に戻す革新的な要素
〜プロだけが集まる真剣勝負の場とするために〜

 BtoBとして定評のある「ジャパンジュエリーフェア」が、8月に神戸で開催された国際宝飾展(IJK)の現状を受け、延期された。
 国内バイヤーはもとより、海外バイヤーの来場が不可能な点が大きな理由であったが、IJKにおいて一般消費者の来場が多くあったことに対して、関係者から例年以上に怒りの声が聞かれたことから、これまでにヒアリングしたことを含め、今回改めて「一般消費者問題」を提起したい。
 これまでにも紙面上で問題提起はしてきたつもりだが、業界からの回答や対策はなかったと考える。そして、国内市場のシュリンクと流通の変化、直売傾向、コロナ禍で加速した生き残りにおける販売合戦を考えると、業界全体でこれらの問題について考える余裕は自粛中である今しかないかもしれないことを危惧している。

 今回、神戸国際宝飾展を主催したリードエグジビションジャパン鰍ヘ、「宝飾に興味があれば入場でき、会場では卸価格でジュエリーが買える」というニュアンスで集客を行い、一般消費者を積極的に入れたことが問題となった。実際にその点を問題視て出展を見合わせた企業もいると聞く。出展者からも「一般が多かった」との声が多かった。そうでなくとも通常入場料が5000円かかるところ、公式WEB サイトにて必要事項さえ埋めてしまえば招待状が届く仕組みや、一度入場記録があれば、次回も招待券を送るバラマキなどの疑いも毎年話に出てくる。 年々、一般消費者の入場に歯止めが効かない状態に昔からなっているので ある。
 これまでにも似たような呼び込みはあった。出展者や来場者も毎回クレームを出してきたと聞く。主催者は、一般消費者ではなくアパレルなどのジュエリー専門ではないバイヤーだと主張してきた。ここ数年では海外バイヤーに加え、海外を中心とする転売目的のバ イヤーが増えているので、定義が難しくなっているのも課題となってきた。とはいえ、コロナ禍を鑑みても今回の呼び込みについては、出展者の意図に反する行為であったと言わざるを得ない。
 根本的に卸価格で買えるように なってしまったら、小売店にとっては死活問題となる。その影響を受けるのは小売店だけではなく、メーカーであり卸問屋であり、宝飾業界全体に広がるはずだ。しかし、街の宝飾店などを見ると「卸価格で買えます」との張り紙やチラシなどが散見されるようにもなってきた。直売を考えるメーカーや卸が増えてきているのも要因の一つだが、それが時代の変化なのであろうか。もう一つの原因として、メーカー・卸問屋などの小売店へのルートセールスがまったく成り立たなくなったことだとも言われている。現況において小売店は展示会や委託だけで売上を作る事ができるようになり、毎月定期的に訪問するメーカー・卸問屋からわざわざ仕入れをする必要性が無くなってしまったのだ。これが誰もが把握する負のスパイラルであり、長年積み重ねた問題として業界に重くのしかかっている。
 この件に関してコラムでお世話に なっている潟Wュホウの木村亮治社長に話を聞いたところ、読者である業界人にも意見を聞きたいと、木村氏の考えを次のように纏めてもらった。
 これまでコラムでも10年以上に渡り、再三取り上げさせて頂きましたIJT の様々な問題点は、記事にする度に 「腫れ物に触るな」といった警告のようなご指摘を受けたりして、 その解決の難しさを痛感してきました。私自身も先日、延期になったJJF、そして来年のIJTの参加申込をキャンセルしたばかりです。
 ひとつ、例え話をします。「弊社は、国際宝飾展(IJT)等に出展し、一 般消費者に小売されている問屋、メーカーとのお取引は致しません」と宣言する小売店さんが続々と出現したら、 見本市での小売行為はなくなるでしょ うか。
 出展社は何故「小売」するのでしょうか。正確には「小売」という感覚はないのかもしれません。とにかく出展社は誰でもいいから「売りたいだけ」なのです。 それは、ただ超が付くほど高額な出展経費をペイするためではありません。ずばり「売上」、つまりは、この数字こそ、貴重な収入源であるからに他ならないのです。多くの小売店経営者様から宝 飾見本市についての愚痴をよく聞かされます。8月、多くの出展社が参加を取り止めたにも関わらず、強引に開催されたIJKの会場でも、偶然久しぶりに顔を合わせた仲良しの小売店社長さんから「私達がいくら騒いでもどうにもならないんだわ。業界では有名な木村さんのネットワークを総動員して、こういう会場には一般消費者の来場が出来ないように主催者とか出展社を説教してよ」と真剣な眼差しで頼まれてしまいました。私は「会場内で小売をやめさせるのはとても簡単だ」「それは委託というシステムを業界から追放すれば良い だけですよ」と返答しました。目の前で 小売店社長さんは、かなり複雑な表情 になっていましたが、私は卸と小売店 の間で日常的かつ当たり前のように横 行する「委託」の見直しこそ、我々の業 界を正常に戻すための核心的な要素 だと考えているのです。卸に 言わせれば「小売店からの 仕入がない」と愚痴が出る。 小売店サイドからすれば「魅 力ある商品が無いから仕入れない」と反論する。しかし、 冷静に互いの言い分を聞いて考えてみると、お互いに諦めている感じがあります。「どうせ買わない」、「どうせつまらない」。もはや傷の舐め合いスパイラルですね。あまり展示会ビジネスが盛んではなかった頃のように、問屋やメーカーの定期的なルートセールスで毎月の売り買いが行われ、その日常商 売のお礼として収支的に合わないルートセールス先のイベント等に協力していた時代なら(現在、卸は、その経費を展示会販売価格に上乗せして収支を合わせている)、小売店の商売を邪魔することになる見本市での直売は絶対に御法度でした。私の記憶が正しけれ ば、IJT創生期に幕張で開催されていた頃は「直売禁止」が暗黙のルールだった気がします。  藤井記者も前記していましたが、多くの皆様がご存知の通り、リード社主催のIJTは間違いなく一般消費者の来場を“あて”にしています。リード社としては、出展社に売上を作って成功してもらいたい。その為のマーケティングを怠れば、わざわざ超高額な出展費用を 捻出してまで出展社が参加する意味を失ってしまうからです。つまりリード社 の方針は、主催者として当然の義務を果たしているものであり、批判できるものではありせん。小売する出展社も、お台場、横浜、神戸、3回のIJTで年間売上の多くの割合を作り出している企業が少なくないのが現状で、生きるためには仕方ないと思われます。自分だけ良い子になるつもりはありません。IJT 出展企業である弊社も、業界人と一般の人々の区別が完璧に判定できているかと聞かれれば、大きく頷くことは出来ないのです。弊社としては、登録された取引先以外の来場者に販売する際は、仕入量で価格を変動させて対策を取っています。弊社の場合、すべての展示商品には参考上代の札をぶら下げています。数点の購入ではほぼ上代、まとまった量や額の仕入れでは下代といった具合です。おそらく多くの仲間もそんな感じで調整していると考えられます。「一般消費者に、流通価格(下代)で小売」 となれば、小売店の立場からすれば許し難い行為に間違いありません。ただ開き直るつもりもありませんが 「少数少額の買い付けとなった場合の業者のバイヤー」よりも「大量もしくは高額の買い付けとなった一般人」のほうが提示価格より安くなる仕組みは商売の基本ではないでしょうか。
 話を戻しますが、世の中から「委託」が無くなれば、メーカーは余計な在庫を保持する必要が無く、材料を含めた在庫が回転し、新たな商品を開発する余裕が生まれる気がします。「委託するために作る」という状況から「仕入れてくれそうなものを作る」となればモチベーションは全く違うものです。そうなれば、小売店は商品を仕入れないといけなくなりますが、商品を見る目は、確実に厳しくなり、昔のように卓越した洞察力を持つ名物バイヤーも全国の宝石店に生まれるはずです。連動して問屋、メーカーのルートセールスにも提案のプロが生まれます。そして何より、そんな関係性を維持するために、お互いの信頼関係は強固なものと変化していくのです。そこまで改革が進むとIJT は、創生期の合い言葉だった「東京モーターショーのジュエリー版」に向かっていくはずです。物売りのイベントではなく、これからヒットするかもしれ ない商品が一同に集まるプレゼンの場が生まれるのではないでしょうか。そこには「業者が消費者に小売りするな」 なんて議論は生まれません。プロだけが集まる真剣勝負の場となるからです。
 これは理想論や机上論ではありま せん。「委託」さえ無くなれば、必ず進むはずである我々の業界の正しい道筋なのです。どちらかと言えば、卸が商品を貸す事をやめてしまえば済むのかもしれませんが。
 木村氏の指摘通り、お互い(小売とメーカー、問屋)に諦めている感がある、というのに強く同意する。この10年で様々な団体が衰退し、力を失い、元気をなくしている。そして業界に対する正しい意見やモラルを問う声がなくなってしまった。けれども、多くの業界人は「業界のために」と日々励んでいることに、昔も今も変わりはないのである。個々に話を聞けば、掲げるビジョンや方向性が皆ほぼ同じであることが証拠だ。人が集まると意見がまとまらないという課題はあるが、業界の発展には個々の強い意志が必要だ。流通の変化によって、この先さらに多様な業態が生まれ、発展しようとするであろう今こそ、業界全体の進むべき道や指針などを業界人全体で共有しておくべきではないだろうか。厳しいコロナ禍でも、ニューノーマルになっても、ジュエリー は愛や絆などの象徴として求め続けられるアイテムなのだから。

10/02(Fri)「ルビーフェザープロジェクト」が再始動
「ジュエリーで社会貢献」が最大のテーマ

《浅井商店》 昨年、「ジュエリーで社会貢献」をテーマにしたルビーフェザープロジェクト(叶井商店)が立ち上げられ、内容に共感した全国の百貨店やジュエリー専門店などが協力、半年間で2千万円の売上実績を残し、売上の一割分の200万円が寄付された。
 愛知県共同募金会からは感謝状が贈られ、貢献度が認められたとともに、 不要不急や贅沢品としてのイメージが強いジュエリーではあるが、赤い羽根共同募金を通じて地域に根ざした社会貢献活動に携わりたいというニーズを“ジュエリーで”掘り起こすことが可能であることを証明できたと言える。
 ルビーフェザープロジェクト事業部の小林勉氏は「多数のお客様に共感頂き、驚きの買上げ実績と寄付金額になりましたのも、全国の百貨店やジュエリー小売店、そしてお客様あっての結果です。このルビーフェザープロジェクトによる『ジュエリーで社会貢献』を一過性で終わらせることなく、また“もう少し小さいサイズがあれば”というお客様からの声(ニーズ)に応えるために、従来よりも小さいサイズを追加し、10 月1日よりプロジェクトを再開します」と説明。
 同プロジェクトの再始動は、赤い羽根共同募金の活動が10月1日から再開されたのに合わせたもの。現在、ウィズコロナの状況下にあって、様々な理由から居場所を失い、孤立する人たちの生活課題が顕在化するなど、全国あらゆる地域で支援している赤い羽根共同募金の役割は、例年にも増してその重要性が高くなっているそうだ。
 ルビーフェザープロジェクトは、「社 会の役に立ちたい」という顧客ニーズに、その地域の顧客に支えられている宝石店が応えるためのもの。昨年は、小売価格38万円(税別)のルビーペンダントネックレス(150石以上の1.5ct)を展開。今回はニーズのあった小さいサイズ(S)のルビーペンダントを追加投入し、小売価格28万円(税別)で販売する。ペンダントトップ本体の6箇所 (Sは4箇所)に可動部があり、しなやかに揺れることで、繊細な“羽ばたく”を表現する。チェーンは70cm(Sは50cm)のスライドパーツ付きで、チョーカーからロングまで、1年中のファッションに合わせることができる。
 赤色を語源とするルビーを「飛躍」を意味する羽根のデザインのペンダントネックレスとして販売することで、「地域に根ざした社会貢献活動として、じぶんの町をよくするしくみ」を掲げる赤い羽根共同募金活動への協力が叶う 仕組みとなっている。
http://www.jewelry-asai.co.jp/ruby/

10/02(Fri) ミニ・ミュージアム「装身具工芸ギャラリー」がオープン
日本宝飾クラフト学院秘蔵のコレクション

 江戸時代から近・現在の和装及び 洋装の装身具のほか、アジア・アフリ カ・オセアニアなど諸地域の民族装身具などのコレクションを鑑賞することができる「装身具工芸ギャラリー」が、 日本宝飾クラフト学院東京本校2階に オープンした。同ギャラリーは、ジュエ リーと宝石学の教育機関「日本宝飾クラフト学院」が、30年以上にわたるコレクションをもとに、9月に開設したミニ・ミュージアムとなる。
 現在は、「日本の宝飾文化史」(東京美術−2019年4月刊)に掲載された日本宝飾クラフト 学院所蔵の作品と関連資料182点を展示。江戸時代に培われた精巧な工芸技術で作られた髪飾りと、明治時代に開 化した、さまざまな日本の装身具類な ど、その素晴らしい一端を鑑賞する機会 を提供している。  また、併設展 示は「アジアと南 北アメリカの銀 の装身具」(117 点)と「昭和30〜50年代の加工工具 と鑑別機材」(約75点)となっている。  開館は、毎週金曜日の13時〜17 時。入場無料だが、予約制となる(本校 HPの予約フォーム又は電話〔0120- 3388-26〕で申し込む。
https://www.jj-craft.com/

10/02(Fri) 「ラグジュアリーをもっと身近に」をテーマに
銀座三越のジュエリー・ウォッチフロアが生まれ変わった

 「銀座の街の中心で、ラグジュアリーをもっと身近に」をテーマに、銀座三越のジュエリー・ウォッチフロアが生まれ変わった。6月にウォッチフロアが新館4階に、9月16日には、ジュエリーフロアが新館1・2階に拡大&リフレッシュオープン。さらに「リモート接客」サービスも追加され、これまで以上に顧客の要望に応えながら、おもてなしをサービスする。
 銀座にはウォッチやジュエリーの路面店も多く点在するなかで、銀座三越のウォッチは1フロア、ジュエリーは2フロアに拡大し、ゆったりとした空間にリフレッシュオープン。 1フロアが1つのショップのような雰囲気のため、フロア全体をゆっくり見て回ることが でき、気になったアイテムはブランドの垣根を越えて、自由に見比べることができる。
 ウォッチフロアは、世界の人気ブランドから個性派タイムピースまで、21ブランドのショップが揃う。ジュエリーフロアは、ブ ランド別だけではなく、ダイヤモンド・ パール・珊瑚・カラードストーンといった探し物の種類から選べるレイアウトに変更。自分の好みやこだわり、ライフスタイルに合わせて、希望のアイテムを見つけやすくなった。
 ウォッチフロアでは専門知識を持つ「ウォッチコンシェルジュ」、 ジュエリーフロアでは「ジュエリーコンシェルジュ」がサポート。顧客と一緒にショーケースをまわり、ブランドの垣根を超えた比較や、使い道に合わせたアイテム選びのポイント、所有アイテムとのコーディネイトなど、幅広く提案する。また、各々のフロアには、パーソナルな応接ルームを完備。特別な環境のなかで、リラックスしながら選べる空間となっている(要予約)。  さらに、安心に、そして遠方の顧客とつながることもできる「リモート接客」サービスもスタート。コンシェルジュとオンラインで会話や相談をしながら、好みの商品を選べるサービスだ。
 推奨アイテムとして、「カワムラ」のリング(K18WG、アカサンゴ約 15.9mm玉、ダイヤモンド約1.5ct/1点限り)506万円と、「トモココデラ」のリング(19万8000円と35万2000円)が紹介されている。

09/25(Fri) 30億年前をイメージしたダイヤ原石ジュエリー
最新作「SUGARTO ASTRO アストロコレクション」発売

《アストロコレクション》 潟Xガルトは、30億年前をイメージしたダイヤモンド原石ジュエリーの最新作「SUGARTO ASTRO アストロコレクション」を10月9日、東京都立産業貿易センター浜松町館2階「ザ・商談!し・ご・と発掘市 全国の匠の技展」で初お披露目する。
このジュエリーは、@ダイヤモンド原石を全方向360°から見ることができる、Aジュエリーとして身に着けない時はオブジェとしても楽しむことができる、B樹脂形成されている内部に原石以外のものを入れてオリジナル製作できる(思い出のかけらなど)、C樹脂は取り外しが容易なので着せ替えて楽しむことができるなど、ユニセックスジュエリーとして男性にも提案できるジュエリー。価格:36,000(税別)〜
同社はダイヤモンド原石を使ったジュエリーを販売しているが、宝石ではない鉱物としても魅せることが出来ないかと思案した末、球体の樹脂の内部に原石を包み込む事で360°全方位から楽しめるジュエリーの製作する事ができた。次にその樹脂の球体をどのようにジュエリーとしてデザインするかと模索し、3年越しのプロジェクトがようやく完成した。
このコレクションは、気軽にいつでも身に着けられる普段使いのジュエリーとして、また男性も含めたユニセックスジュエリーとしても提案できる。戦争を起こし地球の環境を破壊するのは男性が圧倒的に多いのが現実で、そんな男性に地球の環境保全や平和を常に感じてもらうために身に着けて欲しいジュエリー。
https://sugarto.com

09/25(Fri) 精密切削加工で美を生み出すジュエリー「IRISO JEWELRY MONO」
地球に眠る素晴らしい素材を開花させて作られたジュエリー

《IRISO JEWELRY》 “精密切削技術で極限の造形を追及”を理念とする K.SAITO(IRISO SEIMITSU Co., Ltd.)と、色や素材の魅力を引きだすデザインスタジオSTUDIO BYCOLORの秋山かおりとのコラボレーションによるジュエリーブランド 「IRISO JEWELRY 」が9月23日より新作ジュエリー「MONO」を限定発売した。
このブランドは 2018年に香港で開催されたMATERIAL IN TIMEへの出展を皮切りにスタートしたブランドで、一般的に工業用素材として利用される金属に世界で唯一の極限精密切削加工を施すことで美を生み出した日本発のジュエリーブランド。近い将来、枯渇することが懸念される金や銀などの貴金属だけでなく、地球にまだ眠る素晴らしい素材を開花させていくことを主眼として作られたジュエリー。9月23日の公開に合わせて、20点の数量限定で販売される。
第二弾のテーマは「石」。 第一弾で「真珠」をテーマに8つのチタンパーツを組み合わせて積層を表現したEIGHTシリーズに次ぐ今回は、ステンレスの単一素材を切削し56面体のブリリアントカットに仕上げることでジュエリーとしての輝きを求めた。本来ジュエリーは石を石留や覆輪止めで留める必然性から複雑な形状となるが、単一素材だからこそのソリッドジオメトリーな表現を可能としている。 「玉磨かざれば光なし」この故事成語の教えから転じて、磨くことで見えてくる“一筋の光に希望を”、という思いが 込められている。一般的には工業用資材として建築、土木、輸送機器、産業機器、生活用品など、私たちの生活を支えるステンレスが、K.SAITO による世界で唯一の極限精密切削加工によりジュエリーとしての美しさが生まれ、身近な素材に秘められた魅力を引き出す大きなきっかけとなった。
販売場所:MATERIAL IN TIME オンラインショップ内 https://materialintime.katalok.ooo/ja/items?subcategory_id=1376
販売アイテム素材:3カラー(ゴールド・ピンクゴールド・シルバー)。販売サイズ:#8 〜 #22、販売金額:15 万 8000 円(税抜)。
http://www.iriso-jewelry.com/

09/23(Wed) 上質なダイヤモンドやダイヤジュエリーのお買い得商品満載
「第8回国際宝飾展《秋》」会場内で

10月28日〜30日までパシフィコ横浜で開催される「第8回国際宝飾展秋」会場内で普段使いのアクセサリーから高級ジュエリー(ダイヤモンド、パール、カラーストーン、素材・パーツ等)まで格安で購入できる各出展社商品が展示される。

上質なダイヤモンドやダイヤモンドジュエリーのお買い得商品

K18ダイヤモンド0.20ctリング¥12,000限定5本、Pt900ダイヤリング3,000ct,15,8g¥170,000、Ptダイヤネックレス10,000 ct,41cm,26.3g¥390,000限定1点、K18、Pt900ダイヤリング限定30本¥27,273などのほか、Pt0,2ctノーソートダイヤ¥25,000限定6点、K18WGダイヤプチネック0,51ct¥25,000限定10点、K18H&Cダイヤリング¥29,800限定10点など。
入場には招待券、VIP招待券のいずれかが必要。
※招待券をお持ちでない場合、入場料¥5,000がかかります。
https://www.ijt-aki.jp/ja-jp/visit/sale.html



admin only:
12345678910111213141516171819202122232425262728293031323334353637
page:17