THE TOKEI BIJUTSU HOSHOKU SHIMBUN 



デザインからプロトタイプまで一貫生産のメーカーであるユン・ナム・ウオッチ社の輸出部長は「最初はOEMでスタートした会社ですが、今ではODMとして、スイスの有名なブランドまで制作しています。

過去3年で、生産のレベルをアップして、今後はハイエンドな時計作りを目指します。ブランドの宣伝をするには、このギャラリーに出展することですね」とフェアの活用法を説いていました。

またこのフェアに10年前から来ているというカナダのバイヤー、ブランキャさんは「主にプロモーション用の時計を探しに来ています。

また新しいモデルを見たり、サプライヤーとコンタクトを取るためには絶対に欠かせないフェアです」

またイランからきたトヒティさんも「昨年来た時は実り多く、今年もムーブを探しに来ました。

それとウオール・クロックも品質と価格のバランスが良い香港と中国製を探しています」とそれぞれこのブランドネーム・ギャラリーにかける期待が大きいようです。

ビジネス・マッチングという新しいテーマの元に、海外ブランドと香港および中国の時計メーカーを結びつけようとした戦略が功を奏したようです。

はじめての提案ではありましたが、カナダやタイなどからファツションまたはスポーツブランドの企業が、香港企業と話し合いを持つなど、新しい展開が望めそうでした。

香港貿易発展局・シニア マネージャーのA・チック(ANNE CHICK)さんも「はじめてのミーティングではありましたが、それなりの成果は得られました。海外のブランドメーカーも関連商品として時計を考えている事が明確になり、次のステップとしては、海外企業が求めるブランドイメージに合った時計メーカーをどのようにお世話するかがこの“ビジネス・マッチング”のコンセプトです。また来年の3月に行われる1千社が出展を予定している香港ジュエリーフェアにもこのシステムを導入するつもりです」と来年のビジネス・マッチングにかける期待も
大きい。

各国のバイヤーも「それぞれの国によって市場は異なります。それらのことは皆知りたいはずです。その意味でもビジネス・マッチングは役立っているはずです。時計の生産国として流行のトレンドや来年の予測など大変貴重な資料の提供も大いに役立ちます」と実際にビジネス・チャンスにつなげたいと積極的な姿勢を見せてい
た。

10月に韓国で国際会議

10月14日韓国のソウルで「アジア時計国際会議」が行われます。





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