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『SUWA海外だより』

■SUWA海外だより No212 ■2016年3月1日 火曜日 11時47分45秒

2月14日から1週間、インド・ムンバイ、タイ・バンコクへ出張

各種シェイプのダイヤを仕入れる

ムンバイではいろいろなシェイプのダイヤモンドを買い付けましたが、シェイプによって集まる量に差がありました。何人かのディーラーに今までの経験でダイヤモンドのシェイプによる、それぞれの生産割合を尋ねました。
0.5ct〜1ctのサイズで見ると、ラウンドが85〜90%で、その他のファンシーシェイプが10〜15%でした。但し、ローカラーになるとラウンドの比率が90%以上になるとのことでした。
ファンシーだけで見るとペアシェイプが30%、マーキス20%、オーバル15%、エメラルドカット、プリンセスカット共に10%、ハートシェイプ5%、その他が10%とのことでした。
また、0.2ct以下になると、ペアシェイプよりもマーキス、プリンセスカットの割合が増えてくるとのことでした。正確な統計は出ていませんが、実際に扱っている人たちの意見は正しいように感じました。

ルビーの価格が高すぎて入札を控えた

今回はオーバル、ペアシェイプ、マーキスのサファイヤとルビーを仕入れました。サファイヤではセイロン産、マダガスカル産が中心で、最近カリブルサイズでは、パイリン産の産出が殆んどなく、代わってナイジェリア産で品質の良いものが出てきているとのことです。
ルビーでは、ミャンマー産に次いでモザンビーク産ですが、以前にも増して品質の良いものが少なくなっています。2月に入ってもモザンビーク産の品質の良い原石の入札がありましたが、価格が高すぎて入札を控えたとのことでした。(諏訪貿易梶F横川道男)
■SUWA海外だより No.210 ■2015年3月2日 月曜日 15時34分48秒

ムンバイとバンコクに2月8日から1週間

 ムンバイでは、ペアーシェイプ、マーキスカットのダイヤモンドを中心に買い付けを行いました。ダイヤモンドの価格が下がっているとの情報を得ていましたが、それはラウンドダイヤモンドだけに限ったことで、1年前と比較するとドル価格で15%以上値下がりしていました。
 ファンシーシェイプについては、値下がりの感じはなく、以前は3割以上あったラウンドとファンシーシェープの価格差は次第に縮まっているようです。
 インドでは、ダイヤモンド原石の90%近くがラウンドに研磨されるのに対し、全てのファンシーカットを合わせても、10%程度しかないと言われ、供給が限られている上に、その中で姿・形の良いものは思ったようには揃いません。現地の人間と信頼関係を築き上げ、普段から揃えていくことが必要です。

ムンバイではダイヤ価格が1年前と比較して15%ダウン

 バンコクでは、オーバルカットのルビーとサファイヤを仕入れました。どこの国でも高品質のルビー、サファイヤの要望が高くなっているのに対し、その産出は年々少なくなってきています。
 更に高品質の原石は、入札による場合が多くなり、価格が上がり過ぎてしまい、入手が難しくなっているとのことでした。ただし、最近ダイヤモンドを扱ってきたインドの業者がカラーストーンを仕入れに来ることが多くなり、彼らはまだ中級品が主流のため助かっているとのことでした。(諏訪貿易梶F横川道男)
■SUWA 海外だより No,209 ■2014年10月29日 水曜日 10時12分25秒

シンガポールのオーチャードロードで開催されたJewel Fest に出展

ハッキリとした特徴のあるジュエリーに人気が集まる

10月15日から22日まで、シンガポールのオーチャードロードで開催されたJewel Fest に出展のため出張しました。
 このジュエリーショーの旗艦は、16日〜21日までの第一部と、22日〜26日までの第二部に分かれて開催されました。全会期を通して出展している店舗が全店舗の二分の一、第一部まで、第二部からという店舗がそれぞれ四分の一ずつあります。
 当社は第一部に出展しました。このジュエリーショーは、小売店向きで、来場したお客は主にシンガポール在住の人々です。会場を見渡すと、多民族主義の国家だけあって様々な人種が行き交い、知人に出会うと、しばらくその場で立ち話をするという光景があちこちで見受けられました。
 住んでいる人の話では、シンガポール人にとってジュエリーは必需品であり、外出の際にはお化粧はそこそこでも、ジュエリーはしっかりと目立つものを身に着けていかなくてはならないとのことです。そのためお客のジュエリーを選ぶ目は肥えています。それぞれの民族の好みに合わせたジュエリーが多種出展されていましたが、その中でも他の店とはハッキリとした特徴のあるジュエリーを展示している店舗にお客が集まっていました。(諏訪貿易:横川道男)
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■SUWA海外だより No.208 ■2014年9月26日 金曜日 10時2分11秒

9月13日〜20日まで、ホーチミンと香港へ出張

 1975年のベトナム統一、1987年の共産党支配下の自由経済のドイモイから27年経たホーチミン市(旧サイゴン)は、高層ビルが繁栄を象徴しています。地方は貧しいけれど、のんびりした生活で、非常に大きなギャップを感じました。
 市内の宝石店は、ルビー、サファイア、エメラルド、ブルートパーズ、シトリン、プレーナイト等、中石中心の指輪やペンダントをストックし、ちょうど日本の40年前の宝石商の品揃えに似ています。観光客向けに、数十万円の天然のメローパール、ベトナム沿岸で採取されるバロックの天然真珠がトレイに雑然と並べられていたのが印象的でした。

宝石とは「素材の良さと仕立てが良くて、その価値を持ち続けるもの」

 HKショー(9月15日〜21日)に出品されている宝石は、数億円のダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドから、数十円の天然石まで様々です。改めて、どこまでが宝石なのかを考えてみると、素材は天然のままの美しいもので、永く身に着けられ、そして価値を持ち続けられるものだと思います。
 大きくても処理された素材、無処理でも美しくないものは宝石と呼べないとすると、宝石とは大小を問わず、素材の良く、仕立ての良いもので、その結果、価値を持ち続けるものと考えられます。(諏訪貿易株式会社:諏訪恭一)
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■SUWA海外だより No. 207 ■2014年7月28日 月曜日 14時57分36秒

7月16日〜21日までイーダーとミラノに出張しました。

 イーダーでトルマリンとアクアマリンのカボションカットを幅広く見ました。透明度の高いインクルージョンの少ない原石はファセットカットにされます。
 一方、カボションカットは透明度やインクルージョンに幅があり、なかには幻想的な宝石に仕上がっているものがあります。インクルージョンのあるものを加熱すると亀裂が入る恐れがあることを考えると、通常無処理であることもカボションカットの魅力です。

メンテナンスと流通の環境整備が将来の鍵

 ヨーロッパで鉄道利用が増えていると感じました。国内で4時間以内は殆んど鉄道利用すると言っていたドイツ人の友人は、社内でコンピューターを使って仕事が進められると話してくれました。
 また年間4,000ユーロでドイツ国内のどこへでも行けるパスを利用しているとのことです。イタリアのローマ、ミラノ間のユーロスターもビジネス客が多く、高速鉄道の整備とローカル線の定期運行が更に利用者を増すと思われます。
 宝石の世界もメンテナンスと流通の環境整備が将来性の鍵であると感じました。
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■■SUWA海外だより No 206 ■2014年3月3日 月曜日 11時50分59秒

2月16日から1週間の日程で、インドのムンバイ、タイのバンコクへ出張しました。

ムンバイには10階建てバラットダイヤモンドブースが完成、商品の集まりも速い

 ムンバイでは、急速な経済発展に比べて遅れていたインフラ整備が、ここに来て次々に完成しているようです。ムンバイ空港のターミナルビルが4日前にオープン、それに伴い道路も整備され、空港周辺の交通渋滞も少し緩和されています。
 またこれまでムンバイの中心地に近いオペラハウスといわれるエリアに、ダイヤモンド業者が集中していましたが、空港より30分程のところに、バラットダイヤモンドブースという新しい商業施設が完成し、すでに9割以上の業者がこの施設に移転していました。
 今回私が訪れたすべての業者も、昨年末から移転していました。施設は8棟すべて10階建てで、大小合わせて2500社が収容されています。施設への入場と退場の時には、セキュリティのチェックが厳しく行われていますが、内部では自由に行動が出来ます。商品の集まりも速く感じました。
 今回は0.3ctから1.5ctのファンシーシェイプのダイヤモンドを主に仕入れました。1.5ctのファンシーシェイプになると、同じ重さのラウンドに比べ、格段に大きく見え、個性ある存在感を発揮します。さらに価格はラウンドに比べると割安です。

色石でもインド、中国からの需要が次第に品質の良いものに移っている

 バンコクでは、タイ政府の政策に反対するデモ隊が、長期にわたって一部の主要道路を占拠し、昼夜を問わず交通渋滞が激しくなっています。然し、市内の人々はそれに対してあまり抵抗がないようです。
 今回は、ムンバイで仕入れたダイヤモンドに合わせて、ルビー、サファイヤのファンシーシェイプを仕入れました。以前にも増して品質の良いモノが少なくなっています。これは日本ばかりでなく、特にインド、中国からの需要が次第に品質の良いものに移っているものだと思います。また産地はルビー、サフィイヤともにアフリカからの割合が増えてきています。(諏訪貿易株式会社:横川道男)
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■SUWA海外だより No 205  ■2013年9月20日 金曜日 12時57分32秒

魅力的なモノが見られた香港ジェム&ジュエリーショー

 9月の香港ジェム&ジュエリーショーは、空港近くの展示場とホンコン島コンベンションセンターに分かれて開催されました。今回は、空港近くの展示場のルースストーンを見て回りました。
 比較的小粒のブリオレット、タピス(三角ブリオレット)、ローズカットダイヤモンドにレザーで穴を開けてワイヤーで繋ぐネックレスやブレスレットに魅力的なモノが見られました。
 この20年来のレーザー技術の進歩によってもたらされた商品で、価格は品質によって大きく変わりますが、ダイヤモンド光沢を楽しめる、これからの商材であると感じました。

各地のショーの定着で、ビジネスが大きく変わった

 古くからの知り合いのニューヨークのディラーは、各地のショーの定着によって、ビジネスが大きく変わったと話してくれました。「以前はオフィスで原産地の業者を待ち、引き合いを待っていたが、より多くの人達がショーに出展し、集まるようになると、ショーでの売買が多くなっている」、「出展者はショーが終わると、次のショーに何を出すか計画を立て始める」とコメントしていました。ネット情報も大きくビジネスを変えていますが、展示会の宝石ビジネスへの影響も大きくなっているようです。(諏訪恭一:9月11日〜16日、香港に出張)
■SUWA海外だより No 204 ■2013年9月20日 金曜日 12時56分10秒

イーダーの宝石関連の充実振りに、改めて驚かされました

 宝石図鑑の為の取材で久しぶりに訪れたイーダーには、ドイツ宝石協会の宝石コレクション、宝石博物館、鉱物博物館が各々充実しているのに改めて驚かされました。
 イーダーは、500年以上アゲートと水晶を産出し、イーダー川の流域で水車を動力にしたサンドストーンカッティングでずっと世界の宝石研磨の中心になってきました。20世紀には、水力から電力に変わりましたが、戦後はダイヤモンド研磨も盛んだったところです。

宝石は、モース硬度7以上が必要

 現地の取り扱う宝石の幅は、広い一方専門化されており、アクアマリン、トルマリン、ガーネット、トパーズ、水晶、アゲート(縞メノウ)、トルコ石、ラピスラズリなど、得意のいくつかに集中して取り扱われています。
 宝石の世界もグローバル化で、向上をタイなどに移す会社や、取り扱い宝石をルビー、サファイヤに注力する会社など色々ですが、伝統を守ってしっかりとやっているのがうかがえます。
 現地の業者の一人が、「宝石は硬度7以上であることが大切だ」といっていたのが印象に残りました。モース硬度と耐久性は必ずしも比例しませんが、宝石は長く使うことを考えると、水晶のモース硬度7以上が必要です。硬度7未満の宝石は勿論のこと、ファセットカットなのか、タンブルあるいはカボションカットなのか、また指輪なのかペンダントなのか等など、スタイルを決める時には、常に硬度を念頭に置くのがよいと思います。(諏訪恭一)
■SUWA 海外便り No203 ■2013年9月20日 金曜日 12時55分21秒

ビジネスのあり方が、大きく変わりました

 ムンバイは、インドの急激な経済発展の中心地として活気があり、周辺地域からの人口の増加が続いています。
 それに伴い物価の上昇も続いており、それを抑える為に、銀行の貸し出し金利は1.2%、預金金利は9%と非常に高く、日本と全く逆の状況となっています。
 今回は、ダイヤモンドのファンシーシェープを主に仕入れましたが、供給が少ない事と原石の値上がりにより、形の良いファンシーの価格は、ほぼワンプライスで提示され、交渉の余地は殆どなく、しかもその日のうちに決めなければ返却されます。以前は何日もかけてアスキングとオファーを繰り返して、価格が決定していったものです。ビジネスのあり方が、大きく変わりました。

今回初めてモザンビーク産の無処理ルビーを見ました

 バンコクでは、ムンバイで仕入れたダイヤモンドに合わせて、ルビーサファイヤのファンシーシェープを仕入れました。品質の良いものが少なく、大きなロットから一つ一つ見て、なんとか揃えることが出来ました。
 今回初めてモザンビーク産の無処理ルビーを見ました。色はやや淡い赤に僅かに青紫を感じさせますが、透明感のない鉛ガラス含浸のものと違い、透明感のある美しいルビーでした。他の産地と比べて、大粒のルビーが多いようです。
横川道夫(諏訪貿易梶F3月インド・ムンバイとバンコク)
■SUWA海外だより No 205 ■2013年9月20日 金曜日 12時41分36秒

魅力的なモノが見られた香港ジェム&ジュエリーショー

 9月の香港ジェム&ジュエリーショーは、空港近くの展示場とホンコン島コンベンションセンターに分かれて開催されました。今回は、空港近くの展示場のルースストーンを見て回りました。
 比較的小粒のブリオレット、タピス(三角ブリオレット)、ローズカットダイヤモンドにレザーで穴を開けてワイヤーで繋ぐネックレスやブレスレットに魅力的なモノが見られました。
 この20年来のレーザー技術の進歩によってもたらされた商品で、価格は品質によって大きく変わりますが、ダイヤモンド光沢を楽しめる、これからの商材であると感じました。

各地のショーの定着で、ビジネスが大きく変わった

 古くからの知り合いのニューヨークのディラーは、各地のショーの定着によって、ビジネスが大きく変わったと話してくれました。「以前はオフィスで原産地の業者を待ち、引き合いを待っていたが、より多くの人達がショーに出展し、集まるようになると、ショーでの売買が多くなっている」、「出展者はショーが終わると、次のショーに何を出すか計画を立て始める」とコメントしていました。ネット情報も大きくビジネスを変えていますが、展示会の宝石ビジネスへの影響も大きくなっているようです。(諏訪恭一:9月11日〜16日、香港に出張)
■のせ りえ の 「レッツ エンジョイ ジュエリーライフ♪」 ■2011年4月4日 月曜日 16時0分19秒

VOL.1 「私のジュエリーアルバムを作ってみよう!」

 家族写真を整理していて、ふと思った。私のジュエリー遍歴をアルバムにまとめてみたらどうだろうかと…。  
節目ごとに買い集めたジュエリーを、当時のエピソードや気持ちを添えて綴る。きっと素敵なアルバムができる!ワクワク!写真の整理をそっちのけで、自分の部屋へ。宝石箱からは中学から短大の時にお気に入りだったアクセサリーを発見。久しぶりの再会に買ったお店や当時のファッション、それを着けてどこへ行ったかまでの楽しい記憶がよみがえり、嬉しくなった。

さて、「私のジュエリーアルバム」の記念すべき1ページは、両親から初めて本物のジュエリーをもらい、ドキドキした16歳の思い出から始まる。  
2ページ目は、短大生の時はじめて自分で買ったエメラルドのリング、3ページ目は勤め先の小売店で出会い、一緒に働いたルビーのリングやブレスレット。4ページ目は、初めてデザインしたコバルトスピネルのリング。5ページ目は、結婚のダイヤモンド。その後の20ページには、祖父母から受け継いだ宝石や、出産・記念日に作った主人や子供たちの誕生石のネックレスがつづく。
私が20年の“ジュエリーライフ”を過ごす間に集まった、ジュエリーのストーリーを改めて思い出すと、感慨深くよりいとおしく思えたのです。
 
 「ジュエリーには、その人の本当の性質が表れると言われる」とすると、この一冊は私そのもの。ここに綴られたジュエリーは自分で真剣に選んだからこそ、また、思いと一緒に貰った宝石だからこそ残しておきたい記録(記憶)であり、子供達にきちんと伝えたい、宝物のストーリーなのです。

 ご縁があって、今は私の手元にあるこの宝石たち。いつの日か別の人の元へ移っても、このアルバムの中では「私の生きた証し」として輝き続けてくれるにちがいありません。
今こそジュエリー愛好家の方々が、ご自身のジュエリーと思い出をもっと周りに自慢する時だと思います。その自慢が価値を生み、価値が人を惹きつける。それはきっと、周りの人を“ジュエリーライフ”に巻き込むきっかけとなり、より大きな楽しみを生むことになるのです。

そんな私は、早くも次の1ページに一層、夢を膨らませています。

プロフィール
のせ りえ・・・ジュエリーデザイナー。宝石とファッションをこよなく愛し、
        ジュエリーのあるライフスタイルを提案する、3児の母。
  
  ジャルダン プランタニエ ホームページ http://www.jardin-printanier.co.jp
■険しき道もカラーストーンを心友に 歩み、進もう! ■2008年2月12日 火曜日 6時3分5秒

最近、とても気持ちが救われた一節があります。
「宝石は無機物ですが、人間と関わることによって、真の宝の石となるわけです。」
この一文に、私は宝石を扱う者として、迷う心をどこへ持っていくと良いのか、気づく事ができました。 宝石=手の届かない高価なもの また、日常生活にとりわけ必要性を感じない人が増えているという意見を耳にして、ここのところ宝石商としての志に自信をなくしておりました。そんなときに、本棚の中の『宝石道 感受性の価値観』という本を開いてみたのです。登場なさる賢人の方々のご意見が、何とも心に染み入り、大変感銘を受けました。日本人としての良き習慣や強い精神を、宝石の中に映し、広めることに尽力された著者の意思に敬意を表し、これからも大切に愛読させて頂きたい本です。
この本の中で私は、「宝石は人間と関わる事によって、真の宝の石となる」という考えに救われました。なぜなら、カラーストーンが心の支えになり、お守りや、元気の源として、その人の人生に無くてはならないパートナーの存在であれたら、カラーストーンは多くの人の日常生活に自然に必要とされるようになると思ったからです。
初めて宝石を手にされる方でしたら、こんな選び方はいかがですか?
カラーストーンは色石ですから、色を楽しむための宝石です。あなたの一番好きな色は、何色ですか?癒される色は?元気が出る色は? 単純に、心にピンと来る色を選ぶ。それだけで、その宝石とあなたとの接点(関わり)が生まれます。今注目を浴びているのが、自分の内面性と調和するカラーストーンを心理テストからいくつか選び出し、それを組み合わせてジュエリーを作ること。この様に、オーダーメイドに求められるスタイルも、見た目だけではなく、そこに込められた「自分と宝石との特別な関係」に大きな意味を感じる時代になってきているようです。そして、もうひとつ重要なのは、どこで誰から買うかということではないでしょうか。例えば、そのブランドのコンセプトが自分に響くかどうか、またデザイナーはどんな人で何を思いながらこのジュエリーを作ったのかといった情報が、買う側にとっての一番大きな興味となります。そこの部分の感性が自分と合うことが分かれば、安心してお買い物ができることでしょう。 私もジュエリーヘビーユーザーの一人として、その良さを語り、1人でも多くの方に「自分だけの真のカラーストーン」とめぐり逢って頂けるよう、努めていきたいです。 「カラーストーンっておもしろい!」そう思って下さる方が増えますように、心より願っております。
(ジュエリーデザイナーのせりえrienose@sb4.so-net.ne.jp)
■心地良いジュエリーとは? 来春のトレンドカラーに注目!です。 ■2008年1月31日 木曜日 4時56分13秒

2007−08秋冬パリコレクションでは、シャネルやディオールをはじめ、いくつかの名門ブランドが、「伝統を見つめ直し、それを進化させる事」をキーワードにして、自社の原点に立ち返ったコレクションを披露しました。今ではブランドの顔とも呼べる定番品が、新しく生まれ変わり、その美しさに改めて顧客の層が広がりを見せています。ここ数年は、このような「温故知新」をテーマにしたコレクションが多く見受けられます。確かに、素材や色において流行を捉えていながらもデザインが定番ラインのアイテムには、「斬新さと安心感」の両方が感じられて、ついつい購買意欲がかきたてられます。 そして、「沢山のカラーバリエーションの中から選ぶ事ができる」という感覚も、自分らしさを大切にする現代の女性の心を掴んでいるのだと思います。 ジュエリー業界においても、今は目新しい色使いでシンプルなデザインのジュエリーに人気があるようです。また、デザインコンセプトや込められた意味に共感して選ぶ女性も多いのではないでしょうか?

暖かみのある明るい色をアクセントにすると綺麗です

今、女性にとっては“見せるジュエリー”から、“自分が着けていて心地良いジュエリー”へと嗜好が移って来ています。 その心地良いジュエリーとは、どのようなジュエリーとして提案すると良いでしょうか? おそらく上記にも述べましたように、定番のデザインながらもファッションの中で映える、トレンドカラーを意識したジュエリーならきっと私たちの気持ちに応えてくれると思います。 流行色は世界中でほぼ同じ色目が流行しますので、アパレルをはじめ、靴やバッグ、メイク、TVCMの背景、ポスター、様々なところでその色を目にする訳ですから、新鮮さと親しみを感じられるのです。
では早速、2008年春夏のトレンドカラーにヒントを頂きましょう。 引き続き、グレイ系をベースにしたファッションが流行する来春は、暖かみのある明るい色をアクセントにすると綺麗です。たとえば、ライトイエローやライトイエローグリーンのようなさわやかな柑橘類を思わせる色です。イエローサファイアや、ペリドットはいかがですか。 また、パステル系のピンクやオレンジもトレンド感たっぷりで、もっとも来春らしい色です。こちらは、モルガナイトやピンクサファイア、ファンシーサファイアやオレンジムーンストーンなどがイメージにぴったりだと思います。ディスプレイも含めて、トータルにトレンドカラーを演出する事によって、より強いイメージとして心地良さを伝えて頂けたらと思います。(ジュエリーデザイナーのせりえrienose@sb4.so-net.ne.jp)
■〜「色」だけではなく「光る」という素質〜 ■2007年10月18日 木曜日 14時46分50秒

例えば、ピンク サファイア。さくらの花びらのようにかすかにピンク、それでいて内面のカットに反射した光が、あふれるほど強く輝くピンクサファイアがあります。ソメイヨシノのピンク、八重桜のピンク、桃の花のピンク、と白い机の上に、それぞれに美しいピンクのルースを並べて見ては、その姿に感激しています。

「色」だけではなく「光」でも魅せる宝石。 一般に、色が淡くなると白っぽくぼやけた印象のものが多いですが、インクルージョンが無く、透明でクリアな逸品にはまた格別の美しさがあります。こうなると産出する数も少なくなりますから、十分に価値のある宝石として楽しむことができます。ブルーサファイアやタンザナイトにおいても、いつもよりも淡い色に眼を向けてみて下さい。青の宝石の中でも色の成り立ちの違いがわかり、面白いです。

アクアマリンにおいては、本当に水の結晶のようで、その水色のバリエーションがそれは豊富で、見ているとうれしくなります。 グリーンガーネット、イエローサファイア・・・と、パステル・カラーの美しいカラーストーンは、他にも沢山あります。今一度、貴石・半貴石という学術的な区別にとらわれずに、ぜひ自分が美しいと感じる審美眼を信じてみてください。宝石を見る視線の幅が広がると、次々とアイデアが湧いて来ることでしょう。

私は自身の作品の中で、パステル・カラーの宝石を好んで使っています。 すると「これは、何の宝石ですか?」とよくご質問を受けます。先ず目にそのきらめきと、「目新しい色」が飛び込むこと。これが大切だと思います。 まずは見る人に、新鮮さを感じて頂きたいです。その工程には、カラーストーンの奥深さを心から感じて頂ける、新しい発見がある事でしょう。 そして、「色石はちょっと・・」と何かしらの固定観念を抱いていらっしゃる方にも、淡い色合いのジュエリーなら、無理なくファッションに取り入れて頂けると思います。 パステル・カラーというと、甘い・優しいイメージですが、放つ光に力強さがあれば、デザインの中で、またカットの形や色同士の組み合わせの中で、スポーティーにも、クールにも演出可能です。

「カラーストーン」といえば赤、青、緑、だけではないことを、もっともっと広く知って頂き、「色」だけではなく「光る」という素質を合わせ持つカラーストーンにもっと「評価の眼」を向けて頂けたらと思います。(ジュエリーデザイナーのせりえrienose@sb4.so-net.ne.jp)
■自分に似合う色「パーソナルカラー」をご存知ですか? ■2007年9月25日 火曜日 16時9分53秒

パーソナルカラーでは春・夏・秋・冬の4つのタイプ(4シーズン)に分類

街には秋物のファッションが並び、ショーウィンドーは新しい季節への期待感があふれています。各ブランドが、こぞって秋冬の流行色で自信作を飾る中、私ならこの秋はどんなファッションをしようかしら・・と購買意欲の高まる時期ですから、より魅力アップにつながるお買い物がしたいものですね。
そこで有効なのが、「パーソナルカラー」です。パーソナルカラーとは、「その人を最も魅力的に見せてくれる色」のことです。つまり、「自分に似合う色」を知り、効果的に使えば、自分をよりきれいに演出できる方法です。その診断方法はとても理に叶っていて、その人の生まれながらに持っている、髪・瞳・肌の色と、その人の全体的なイメージを見た上で、カラードレープと呼ばれる布を使って顔映りを診断し、似合う色のタイプを決定します。
パーソナルカラーではそのタイプを季節にたとえて、春・夏・秋・冬の4つのタイプ(4シーズン)に分類しています。男女・年齢を問わずに用いる事ができ、近年では、ドラマや映画の中で登場人物のキャラクターやイメージ作りにおいて、パーソナルカラーの使い分けがよく見られます。
私たちはジュエラーとして、パーソナルカラーを次のように活かす事ができます。
各シーズンの代表色をカラーストーンで表現してみましょう。「似合う色」を「似合う色のジュエリー」に置き換えて、提案してみてはいかがでしょうか。

<ブルー・アンダートーン>・・・地金はプラチナ、ホワイトゴールドが似合います。
◆ 冬(ブリリアントウインター / ハードで華やか)タイプの方には
鮮やかな原色の宝石が似合います。白/黒のモノトーンや、透明でかすかに色づいた淡い色の宝石も素敵です。
◆ 夏(パステルサマー / ソフトで落ち着き)タイプの方には
やわらかなパステルカラーの宝石が似合います。中でも、ブルー・ラベンダー・ピンクの宝石や、乳白色の宝石も素敵です。
<イエロー・アンダートーン>・・・地金の色はゴールドが似合います。
◆ 秋(ディープオータム / ハードで落ち着き)タイプの方には
紅葉の色、イエローやオレンジの宝石、森の木々の色、黄緑や深いモスグリーンの宝石が似合います。大地の色、ブラウン系の宝石も素敵です。
◆ 春 (ブライトスプリング / ソフトで華やか)タイプの方には
濃すぎず、暗すぎず、明るく澄んだ色の宝石が似合います。これらの色(アクアブルー、イエロー、サーモンピンクなど)を多色使いにすると素敵です。
この様に、シーズンの違いによって、似合うカラーストーンも変わります。
特に年齢を重ねる程、似合う色を身につけることが大切になってきます。
ご自身のアンダートーンやシーズンが分かるとカラーストーンの選び方が、必ず今までとは変わる事でしょう。自分からはあえて挑戦しなかった色も、似合う色と聞けば、試してみる勇気が湧いてくるものです。「私に似合う色。」それは人生の楽しみとなり、ファッションと共にジュエリーの購買意欲も、きっと高まる方法であると思います。
☆ パーソナルカラーは、自己診断ができるチャートもありますが、カラリストによる
診断をお勧めしいたします。(ジュエリーデザイナーのせりえrienose@sb4.so-net.ne.jp)
■「あなたにとって、ジュエリーとは何ですか?」 ■2007年7月24日 火曜日 14時8分43秒

「知ること=欲しい気持ち」はダイレクトにつながっているようです。 

おそらく、この問いに対する答えが全てを表わしていて、その人、そのお店、その会社の
これからが見えてくるのではないでしょうか。
市場も今、ジュエリー離れをしてきている人が増えているようです。どうしてなのでしょうか? そこで今回は、ジュエリーの役割について考えてみました。
食べることが出来る訳でもなく、高価であり、日常に便利なものでもない。一体彼らが、私たちの生活において、どのような役割を担うことができれば、市場が賑わうのでしょうか。
ジュエリー離れの理由として思うに、「身につけて楽しんでこそジュエリーである。」ということを言い過ぎているのではないでしょうか?そうすると多くの人にとっては、「身につけていくところが無い=必要性を感じない」という、とても現実的な落とし穴にはまってしまいます。矛盾しますが、身につけることだけがジュエリーの楽しみ方ではないと思います。 
そもそも、非日常的である事がジュエリーの魅力のひとつなのです。素晴らしいジュエリーの展示を見るだけで、本を見るだけで、幸せならそれでいい。見て喜びが得られる、それだけでも十分です。その存在が、その人にとって人生の励みとなり、癒しで在れたらそれでいい。自分の目が美しいと感激し、意味を知り、ときめきを覚えたものを手元において、見て楽しむ。これだけで、そのジュエリーの存在価値は十二分にあると思うのです。アンティークジュエリーやルース、本のコレクターに男性が多いのは、「見て楽しむ」ことが上手なのでしょうね。まずは素直に見て、より好きになることがとても大事です。そして、沢山のジュエリーに触れる機会を持つと、自然と審美の眼も肥えてきます。売る側も買う側も、より広く、より深く彼らのことを知る時間を共に持ち、自分の生活に無くてはならない存在となること。つまり、市場を肥やす真摯な努力や試みが実を結んだ時、本当の賑わいが戻るのではないでしょうか。「今までは、ファッションとしてしかジュエリーを見ていなかった」「欲しい宝石の好みが変わった」と、ジュエリー離れをしていた人もきっと新たな興味を持たれることでしょう。
「知ること=欲しい気持ち」はダイレクトにつながっているようです。(ジュエリーデザイナーのせりえrienose@sb4.so-net.ne.jp)
■2007年秋冬のカラートレンドは、奥行きのある「ダークネスカラー」 ■2007年6月20日 水曜日 13時55分57秒

「ブラキッシュカラーのドレスに、パウダーカラーのジュエリーを」

 ほとんど黒のように見えながら、わずかに色味があるブラッキッシュカラーが第一にあげられます。官能的ともいえるニュアンスのある黒は、神秘的な女性美を際立たせる色といえます。この色のイメージするところから、フェミニンで可愛らしい女性に変わって、神秘的で凛とした女性像が求められる時代のようです。 
先日、ブティックから秋冬物の受注会の案内が届きました。季節はこれから夏を迎えるという時に、ファッション界は早いものですね。確かに、生地や洋服を作り上げる期間を考えると、半年は先を歩まなくては・・。 さて、このトレンドカラー(流行色)というものはいつ、どのように決まるのでしょうか。ファッションカラー誌によると、「インターカラー」という世界で唯一の国際間の流行色選定機構(日本を含む13カ国で構成される)によって会議され、実シーズンに先駆ける約2年前の6月に該当シーズンに向けた春夏カラー、12月に秋冬カラーの選定会議が開催されています。ということは、今年の秋冬の流行色は2005年の12月頃に決定されたものということになります。これらの「流行色」は、当時の世界情勢や、人々の心理などが反映された色であり、未来への希望やテーマが込められた色なのでしょう。 ジュエリーにおいても、ファッション性が求められる近年、流行色に対して、ジュエリーをどの様にコーディネートするとよいのでしょうか?
例えば、今期を代表するアクセントカラーの色をした宝石をコーディネートすると、より今年らしさが強調できます。
 今年の秋冬のトレンド、「ダークネスカラー」や「グレイッシュなパウダーカラー」に合わせる配色として、最も目を引きましたのは、「シャルトリューズ」というイエローグリーンです。この少し褐色を帯びた黄緑色を宝石で表現するなら、「ぺリドットやクリソベリル」
が最適です。レアストーンですが、「スフェーン」も面白いでしょう。
一方、ベースカラーにニュアンスを合わせると、よりこなれた装いになります。 そこで、今年注目したいのは、「淡いパステルカラーをした宝石」です。「タンザナイト、ピンクやイエローサファイア、モルガナイト」など、あくまでも淡い色であることがポイントです。
少し大ぶりで淡く、強い輝きを放つカラーストーンに出会ったら即、手にして下さい。
「ブラキッシュカラーのドレスに、パウダーカラーのジュエリーを」。 アダルトでエレガントな大人の女性にふさわしい、ラグジュアリー・スタイルが完成します。(ジュエリーデザイナーのせりえrienose@sb4.so-net.ne.jp)
■パーソナルな要素を表現できる、それがカラーストーンの魅力です ■2007年5月24日 木曜日 15時13分17秒

「誕生石から始まるカラーストーンビジネス」に

「誕生石を今一度、広く普及したい。」先日、神戸国際宝飾展(IJK)が開催され、私も出展者の一人として、参加いたしました。そこで、多くの方々とのお話を通して感じた事、それは「誕生石の新しい提案」です。
現在カラーストーンを豊富に扱っていらっしゃるお店から、ブライダル専門店、ダイヤモンド専門店の方まで、お客様との今後、そして末永く密な関係であるためにはやはり、カラーストーンが大きな役割を栗たしてくれると、益々の期待が高まっています。ただ、何から薦めたら・・と思っておいでのことと存じます。
確かに、カラーストーンは一筋縄ではいかないところがあります。しかしそれが、本来のカラーストーンビジネスなのです。「1ピースずつそれぞれに他にはない味があること」「こ
の石の代わりは存在しないこと」が一番のプラス要素であり、大きな宣伝や広告などは必要のないことなのでしょうね。

リフォームにもさまざまなアイデア

すべては、「買われる方とカラーストーンとのめぐり合わせ」。ひとつひとつ丁寧に、その出逢いの過程や宝石のエピソード、世界市場でのランクについてなどをお話・説明すること。自分の買おうとする宝石がどのレベルの物かが明確に伝わらなければ、気持ちが動かないでしよう。
そしてもうひとつ、とっておきのプラス要素があります。それは、「パーソナルな要素を宝
石で表現できること」です。そこで、一般的に知名度の高い誕生石を改めて見直してみましょう。ご自身の誕生石の最高のピースをご覧になったことございますか?きっとその素晴らしさに惚れ直し、欲しくなることでしょう。「これは私が持つべき宝石」だと心より感じていただけて、身に着ける満足感を味わえるジュエリーが完成するのです。
誕生石には、その月のパワーが宿ると言われます。自分の目で選んだ12ヵ月、それぞれの宝石を毎月楽しむのも素敵です。結婚10年目の記念として、記念日の月の誕生石を使ったジュエリーはいかがでしょうか。家族の誕生石をいくつか盛り込んだネックレスなど、オーダーメイドの醍醐味でしょうね。ぜひ、リフォームの際のアイデアにも活かして見て下さい。これからの「誕生石から始まるカラーストーンビジネス」に期待したいです。
消費者の皆様はすでに「カラーストーンの本当の良さ」に気づいておいでの方が多いと思います。「あなたから、買いたい。」と言って頂けるジュエラーで有りたいですね。《双子座:(5/22〜6/21)の守護石はメノウ、アレキサンドライトです》。(ジュエリーデザイナーのせりえrienose@sb4.so-net.ne.jp)
■ジュエリーで季節感を十分に演出できると思います ■2007年4月27日 金曜日 18時12分31秒

五月、といえば新緑の清々しいグリーンです

今年の「さくら」もきれいに咲きました。春にこの花を見るたびに、日本の四季のありがたみをしみじみと感じます。また偶然にも「さくら」の色が優しいピンクだからこそ、なお人の心を和ませるのでしょう。
 今月の初めのことです、お客様に「さくら色のスピネル」の指輪をお求め頂きました。「四月にぴったりの宝石ですね」とお話ししていましたら、お嫁さんへのプレゼントにされるとのことでした。季節感のある、素敵な贈り物に、とても感激いたしました。これこそ「日本の心」の贈り方ですね。贈られた方は、さくらの季節が来るたびに、その時の思い出と共に、お母さんのことを想われることでしょうね。 
「季節の色」とりわけ、私たち日本人は、居・食・住に季節を盛り込み、自然との一体感を楽しむことを古来より大切にしてきました。着物の絵柄やかさねの色、食材や盛り付けの器、生け花、掛け軸、和菓子と日本の伝統文化の中には、色濃く「四季」が演出されています。
 現代になって、生活の様式は変わっても、私たちの「好み」として「季節感」はそれぞれのシーンで重要なスパイスです。

『母の日』のテーマカラーは赤色、そう「赤いカーネーション」です

 ジュエリーのシーンにおいて、この「季節感」を演出することは、難しいでしょうか?カラーストーンの「色のちから」を借りると、ファッションのスパイスである、ジュエリーで季節感を十分に演出できると思います。五月、といえば新緑の清々しい緑。ヒスイやグリーンガーネットがぴったりではないでしょうか。一緒に菖蒲の紫、アメシストやタンザナイトを飾るとより一層季節感が感じられる配色になります。そして、もう一つのイベントとして、「母の日」があります。母の日テーマカラーともいえる色、そう「赤いカーネーション」です。「赤」といえば思い浮かぶのは「ルビー」ですが、お母さんの数だけ、その人に似合う「赤いジュエリー」があるはずです。ピンク系から深みの赤まで、赤い色をしたジュエリーがお店を飾るときれいでしょうね。きっと、[私の赤]を楽しみながら見つけて頂ける機会になることでしょう。
日本の各地ではこれから夏に向けて、色々な花が咲き、私たちを楽しませてくれます。藤、さつき、つつじ、牡丹、あじさい、あさがお、ひまわり、と「自然の色」には感動します。
宝石も、考えると、自然の色です。季節と共に、ジュエラーとして、お客様の目を楽しませることができたら、と日々そんなことを考えています。
 「四季の色、行事の色をジュエリーの色に置き換える」これこそカラーストーンを扱う、醍醐味ではないでしょうか。
 きっと、今までとは、違った新しい感覚で、カラーストーンに向き合うきっかけとなることでしょう。(ジュエリーデザイナーのせりえrienose@sb4.so-net.ne.jp)
■根っからのキラキラ美しい物好きだった私 A ■2007年3月22日 木曜日 17時22分26秒

「カラーストーンの虜よ」という人たちの輪を広げたい

 今回は「私とジュエリー」として、私がカラーストーンの虜となった経緯をお話しいたします。
 小学生の頃から、お化粧やオシャレと,身を飾ること大好きだった私。中学生になると、イヤリングやブレスレット、リングと色々なデザインのアクセサリーを祖母や母の真似をしながら、楽しんでいました。お出かけの時にお店にアクセサリーコーナーがあると、必ず見に行って、その中でお気に入りを見つけては、お小遣いを使っていました。最終的に候補に残った二つのデザイン、さて「どっちがより自分に似合うのか」なんて、心底真剣に選んでいました。(笑) 振り返ると、こんなエピソードもありました。私が三歳の時、おもちゃのアクセサリーがいっぱい入った箱を開けて、「パパ、売るもの無くなったら私の宝物貸してあげるね」と言っていたそうです。根っからのキラキラ美しい物好きだったのでしょうね。

16歳の誕生日に初めて本物のジュエリーを

 宝石商の家に生まれた私も、本物のジュエリーに触れる機会は遅く、16歳の誕生日に初めて本物のジュエリーを両親からもらいました。ゴールド台のロードライトガーネットの指輪でした。なんだか特別な気がして、嬉しかったのを覚えています。身につけると、レディの仲間入りができたような・・そんな気分になれました。この指輪は、「マイ・ファーストジュエリー」として今も私の宝石箱に大切に入っています。「いつか、自分でジュエリーをデザインしてみたい・・」、その夢が叶った今、私は、ジュエリーデザイナーのお仕事を心より楽しんでいます。
何がそんなに楽しいのかと申しますと、私は「カラーストーンのルース」を見つめて色々なトリップを楽しみます。ルースを見つめていると、どこへでも、どの時代へも行くことができることです。イマジネーションがいっぱい浮かんできます。それから「美しいカラーストーンのルースを手に乗せた時の感動」は、他の何にも変えられません。それは、デザインや枠に捉われることも無く、私の指や手のひらと何の距離も無く存在するのです。その「素直な美しさ」に私はすっかり「虜」になりました。業界の中においても、この「ジュエリーの状態では決して味わうことができない素直な美しさ」を感じて頂ける機会が持てたら、もっともっとカラーストーンのファンが増えると信じています。
「ルースを手のひらに」を合言葉に「私もカラーストーンの虜よ」という人たちの輪を大きくして行きたいですね。(ジュエリーデザイナーのせりえrienose@sb4.so-net.ne.jp)
■ジュエラーがジュエリーのファッション・リーダーに @ ■2007年3月22日 木曜日 17時19分36秒

女性が「ファッションの一部としてジュエリーを楽しむ」時代

「ダイヤモンド熱は冷めやらず」の市場ですが、ダイヤモンド・リピーターや、ファッションに敏感な人たちの中には、そろそろ本気で「カラーストーンを楽しみたい」という要望が強まって来ているようです。
街やデパートには春物のお洋服や小物が並び始め、女性ならきっと目に新鮮に映る色の前で、自然と足が止まることでしょう。この、「新鮮に映った色」これがトレンド・カラー(流行色)です。ファッションの分野に於いては「色」が何よりそのシーズンの特徴を伝えます。では、私たちジュエラーは何を「旬」として提案できるのでしょうか。ジュエリーの最も優れた長所、それは人の心を捉える「色」と「輝き」であることは、私たちが一番の理解者ではないでしょうか。とすると、カラーストーンは、流行にそって提案できる、とても面白い存在と言えるでしょう。女性が「ファッションの一部としてジュエリーを楽しむ」時代の今こそ、私たちジュエラーがジュエリーのファッション・リーダーとしてカラーストーンの楽しみ方を語り、伝え、魅せる時だと強く感じています。

春夏ファションには、カラーストーンがキメ手

カラーストーンもディスプレイの際に、宝石の名前でくくって並べずに、春夏の流行色でコーディネイトしてみてはいかがでしょうか。トレンド・カラーのクロスにジュエリーを並べて、雑誌の切り抜きを額に入れて飾ったり、アクセント・カラーの装花をあしらったり・・。旬のコーディネイトを完成させる秘訣はベース・カラー(基礎となる色)とアクセント・カラー(さし色)のバランスです。
2007年春夏のファッション・スタイルのイメージワードは、ダイナミック・ロマンティックモダン・スポーティです。トレンド・カラーは、《ベース・カラー》として、@ベージュ、スキンカラー、Aモーキーなパステルカラー、Bシルバーメタリック、《アクセント・カラー》として Cレッド/オレンジ、ピンク/フクシャピンク、ブルー/マリンブルー、イエロー/イエローグリーンです。では、カラーストーンをコーディネイトして見ましょう。

この春一番のトレンド・カラーは、同系色や同トーンのジュエリー

この春一番のトレンド・カラー、@、Aのベージュやパステルにはあまり主張しない、同系色や同トーンのジュエリーが今年流です。淡いイエローサファイアやシトリン、キャッツアイ、スモーキークオーツ、ローズクオーツ、トパーズ、モルガナイト、淡いブルーサファイア、ゾイサイト、ゴールデンサファイアなどが良く似合うでしょう。
地金は、ゴールドならマットなつや消しがより素敵です。カーキやこげ茶、黒などの濃い色のファッションには、Cのアクセント・カラーを効かせます。ルビーやレッドスピネル、オレンジサファイア、ピンクサファイア、ルべライト、ブルーサファイア、ターコイズ、トルマリン、イエローサファイア、クリソベリルなどの鮮やかなカラーストーンを組み合わせます。
この、アクセント・カラーはディスプレイにおいても新鮮さを与えてくれることでしょう。ぜひ、春のファッションと、カラーストーン・ジュエリーのコーディネイトを提案してみて下さい。(ジュエリーデザイナーのせりえ:rie-nose@sb4.so-net.ne.jp)

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