本紙では、昨年の11月15日号で『リモデル、リサイクル』に関する業界アンケートを募ったところ、多くの販売店からの回答があった。
  アンケートは、デフレスパイラル時代の生き残り戦略の一つとして『リモデル、リサイクル』が注目されている中、業界内ではこのリモデル、リサイクルをどの様に認識し、理解されているかを調査したもの。
  ◆「ジュエリー・リモデル・カウンセラー資格制度」をご存知ですか、の問いに対し、「知っています」が72%、「知りません」が18%だった。
  「知っています」と答えた人に、「この資格を何で知りましたか」と聞いたところ、@宝飾専門紙・誌が28%、A各組合の情報誌が36%、Bその他も36%という数値となっている。
  「貴社はジュエリーリフォームに対応していますか」の問いに対しては、98%のお店が「対応しています」と答えている。
  「ジュエリーの買い取りをしていますか」の問いには、@「しています」が73%、A「していません」は27%となっていた。
「買い取りをしていないお店にお聞きします。買い取りをしない理由は何ですか」と聞いたところ、@「店の格を下げる」が31%、A「質屋と間違えられる」15%、B「鑑識眼を持つ人が居ない」15%、C「ニセモノを掴まされる危険性がある」4%で最も少ない
回答になっている。D「決断力に不安がある」8%、E「その他」は27%となった。
  アンケートのあとの1 2月にジュエリー・リフォーム市場に新しい主役として「ジュエリー・リモデル・カウンセラー1級資格者62名」が誕生したという情報
が流れ、リジュエリーに対する認識が高まったような
気はするが、いまだReジュエリーに関する情報の発信は弱いように思う。
  これからは、日本リ・ジュエリー協議会を通じて「Reが導く宝飾業界の再生」をもっと訴えていく必要がある。
  協議会が主張する“痒いところに手が届く”サービスこそ「地域密着」、宝飾店の役割には「仲介業」も含まれる、消費者の立場になって、宝飾品の整理の手伝いをするなどが、宝飾業界の再生の鍵を握っているのが言葉の前につく「Re」ではないだろうか。

















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