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2005年 秋 ―NY− 今も夢と希望を世界中の人々に与え続ける街NY(摩天楼から望む)
 

NYで活躍する女たち
「Mrs,Madeleine Weston Lewis」造形作家・ジュエリーデザイナーの住む町

デザインコンセプトは「日本の伝統美」と「自然」

アメリカンドリームを夢に、世界中からこの街NYにやってくる人々は今もあとをたちません、。いったいどこにその魅力の源があるのでしょうか。数年ぶりのNYで旧知の友人たちに会い、尋ねてみると、誰もが同じ答えを返してくれました。「マンハッタンは本当に孤独な街よ。誰も自分に気を止めるものはいない。しかし自らが求め発信すれば、それに対する反応は賛否両論驚くほどかえってくる。その絶妙な満ち引きのバランスがたまらないの」と。生活環境のたくましさの中に特殊なスピードを感じました。

チャイナタウンに隣接する通称ロフトの自宅住居兼アトリエに、展示された多くの作品は「日本の伝統美」と「自然」をデザインコンセプトに、更にひとつのパターンとして、ロマネスク様式をヒントに取り入れ、原始的、且つ洗練された「重量感」も、自らの作品の大きな特徴としています。その作風は、前身が造形作家であったその背景から、1点1点が立体的造形物として存在する「小さなオブジェ」として映ります。

造形デザインから家具へ、そして「陶芸を使える彫刻」にと、意識したときにジュエリーデザイナーへの道が始まりました

写真左下:Mrs,Madeleine Weston Lewis氏自宅ロフトのアトリエで
写真右下:チャイナタウンと隣接するロフトの玄関先



幅広い様々なアーティストとしての経験から「売れる」「売る」を意識せず、まずはデザインから製作のための作業にはいるという、その余裕が「個」を最優先するNYでは、人気のジュエリーであることがうなずけました。

アメリカではK14使用がポピュラーですが、Mrs,Madeleineの作品には深みのあるK22がベースとなります。

写真左上:Kamakura Earrings
日本の伝統工芸「鎌倉彫り」の凹凸がヒントに(K18イエローゴールド ファンシーカラーサファイヤ)

写真左下:Crane ring
重量感あるデザイン枠が、平凡になりがちなマベ真珠をモダンなリングに表現(22Kイエローゴールド・・こっくりした金色が特徴 マベ真珠)

ロックフェラーセンターにほど近い 47丁目の5番街と6番街の間に通称「ダイヤモンドロウ」(現地でダイヤモンドストリートでないと通じません。念のため)と呼ばれる200メートルほどの商店街が続きます。今も大半はユダヤ人で占められており、1階の路面に面したお店は観光客を意識した価格が多いので、買い求めるときにはしっかりと下調べをお勧めします。

全米のダイヤモンドの80%が、
この街NYで取引されます。

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