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  香港貿易発展局(HKTDC)主催、アジアを代表する時計の見本市「香港ウオッチ&クロックフェア2007」が、9月5日〜9日、アジアの拠点である香港の国際展示場、香港コンベンション&エキシビションセンターで開催された。
  活気増す中国市場を見据え、米国・スイス・フランス・ドイツなど世界から熱い視線を浴び、日本からも多くのバイヤーなどが会場を視察した。来場者数は1万6385人と、年々注目度を増している。
  出展社は18の国と地域から800社。フランス・ドイツ・韓国・スイス・台湾・英国など海外の出展社が増え、国際色豊かになりつつある。
  日本からは、麻Eエニ貿易時計事業部が初出展し、日本で雑誌を賑わす自社ブランドの「エンジェルハート」と「ギオネ」を『ブランド・ネーム・ギャラリー』で紹介、アジアを中心に商談を行い、高い評価を得た。
  日本ブランドはアジアで人気が高く、非常に好まれる傾向にある。「メイド・イン・ジャパンだと買う人が多いんです」とバイヤー・出展社ともよく口にする。
  日本からの出展社は、まだまだ少ないが、それだけチャンスも多いと見られ、やり方次第ではアジア進出も夢ではない。JJF2007で開催された「香港セミナー」にも多くの関心が集まり、多方面から注目されていることは間違いない。


 7年目を迎えた「ブランド・ネーム・ギャラリー」は、大きな市場の可能性をもつ中国市場をターゲットに立ち上げられた同フェアのメイン・イベントのひとつ。ここ数年飛躍的に出展社数が伸び、カナダ・デンマーク・フランス・イタリア・UAE・米国・韓国など海外からの出展社が多く、113ブランドが一堂に集まった。フェア会場入り口の特設ショーケースの陳列や、華やかにモデルがウォーキングする「ミニ・ウォッチ・パレード」などを催し盛大に披露した。人気も上々で、華やかなイベントなので来年も盛大となり、ブランド数も増えるだろう。
  来年の「香港ウオッチ&クロックフェア2008」は、9月3日〜7日、同会場にて開催される。


 香港貿易発展局は、香港政府によって設立された企業で、香港の活用方法やサポートなど様々なことを紹介してくれる。
  フェアに際しては、ビジネスパートナーを紹介する「ビジネス・マッチング・サービス」、「プレミア・コネクト・サービス」など。事業の効率化には、「オンライン・サービス」などを提供し、スムーズな商談や目的をサポートしてくれる。


「ブランド・ネーム・ギャラリー」には多く
のモデルが登場する。華麗に振る舞い
ブランドウオッチを惹き立てる ●●●


*問合せ=香港貿易発展局
   ●TEL東京03-5210-5850。 大阪06-4705-7030


「YEMA」
60年の伝統あるフランスのブランド「YEMA」は、ETA7750自動巻を搭載したテストモデルを出品、陸・海・空のイメージを全てもつダイナミックなデザインで注目を集めた。タキメーターやタイムゾーンなどを備え、来年のバーゼルワールド2008で完成品を披露する予定だ。(写真左下)

「Philip Persio」
ダイヤモンドを散りばめたウオッチをメインに、クオーツと自動巻時計のシリーズ3,000種類をもつブランド「Philip Persio」が出展、Annol Distribution (HK) Limitedのフラッグシップブランドだ。中東・アフリカ・東ヨーロッパ・インド・アジアなどで展開したいとしている。フェアに出展し、ファッショナブルで機能性を好む若者に向ける企業を探していた。

「Angel Heart」
日本では既に人気の「エンジェルハート」は、ウエニ貿易のオリジナルブランド。キラキラとかわいいモチーフウォッチとしてオシャレを楽しむ学生からOLに大人気で、今後アジアで人気をどう掴むか、期待されるブランドだ。




 

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