小売り市場の景況感

2017/02/21
景況感アンテナ2017年1月

一直線に好調な部門もある

景気循環の言葉が虚しいほど消費不況は長い。人手不足とか訪日外国人の増加などメディアは騒ぐが、我々末端の時計、宝飾の小売は何も変わらずに苦境にあえいでいる。私の店も同様なのだが、一直線に伸びている部門もある。具体的な話は控えるが、世の中の激しい変化も俯瞰的に眺めてみれば大河の如きものである。その流れに沿って販促を行えば結構効果はあるものだ。肝要なのはその流れの見極めであろう。
1月はウォッチが昨年をクリアし宝飾がいささかの苦戦、そういう意味では普段と変わり映えしない1月だったのだが、客数がじりじりと落ちているのが不安である。  (N)
2017/01/13
景況感アンテナ  2016年12月

いやはやなんともの年末商戦

最低限の売り上げは確保した。が安心感も納得感も薄いというより無いに等しい。「う~ん」とうなって次の言葉が出てこない。なまじ繁盛期の年末を知っているからか。それもある。
が、時代が見えていないというか、消費者とクロスしていないというのか、やっぱり
天を仰いで「う~ん」なのである。
問題意識をもって臨んだ12月商戦だったが、空回り。ボーナスの支給もあればクリスマスのにぎわいもあるはずなのに、舞う金をつかめていない。言い訳は百も二百もつけられるが、それではなにも変わらない。ともかくもガラスの壁に挑み続けるしかない。 (N)
2016/12/21
景況感アンテナ2016年11月

成功体験はおそろしい

自店の売上データをいじっていたら、昨年度の12月のウォッチの売り上げが年度内月別で最低の売上月であったことを「発見」した。なんという迂闊というか無能というか、自己嫌悪感はあるのだが、結局12月は売れているだろうという経験からの思い込みが物事を見えなくさせているということだ。ジュエリーのクリスマス商戦がなくなって、時計も年末商戦が様変わりしているのだろう。世の中の猛烈な変化には経験が邪魔になるという教訓めいた話である。
12月は普段の月とかわらなくなったのか、それとも全く違う角度からとりくまねばならない月なのか、掘り下げは必要であろう。
11月の売り上げは前年同月は下回ったものの、最悪の予想よりは健闘したというところ。ただ各部門とも客数が減少しているから、楽観はできない。サイフの紐は堅い。    (N)
2016/11/24
10月の景況感アンテナ

あっと言う間に消えていく

自分の行動のルートというのは決まっていて、あまり寄り道はしないので、自分の店の周辺の変化には意外と無頓着なのである。そこで最近、同業の買取店を見に行ったのだが、ないのである。チラシを入れて大々的に宣伝していた店が2店あっという間に消えていたのである。
一方はシャッターが下りたまま、もう一方は飲食店に替わっていた。買い取り業者も淘汰が進んでいるのであろうが、真っ先に止めそうであった店が弱にしぶとく生き残っている。石の上にも3年の教訓は今でも当てはまるのだろうか。
10月は、何とか昨年の売上を上回ったが、修理部門が良かった。宝飾はまずまずで時計の販売は落ち込んだ。修理は経験がモノをいうところがあって、必ずしも知識だったり、技術だったりしない。長くやっていることの積みが、応用力を鍛えるのである。まさに石の上にもの例えどおりである。(N)
2016/10/18
景況感アンテナ 9月

潮目を読む

買取りブームに乗って店舗をどんどんと増やしていったおっさんが、ブームの潮目を読み損なって大損をしたと嘆いていた。撤退というのは案外に金がかかるものなのだ。勝負事も企業の新規投資も潮目の変化をどう読むかに成否の如何がかかっている。それだけに見落としてしまいがちなほどの小さな変化にも敏感でなくてはならないが、欲目がまさるとそこが見えない。
9月の前半は思ったよりも好調で、ジュエリーも時計も単価の高いものが動いた。こういう時は普段死筋のような商品まで動くから流れとは不思議なものだ。後半は反動減を警戒したが最低限の売り上げは確保した。さてこれから年末までにおおきな落ち込みがあるかどうか、あってしかるべきと身構えているが、慎重も度が過ぎると逆にモノが見えなくなるから難しい。(N)
2016/10/11
景況感アンテナ 8月

年はとりたくない

朝からテンションの高いオリンピック放送が終わったとおもったらサッカ−の予選がはじまり次はパラリンピック、プロ野球の大詰めと騒がしいこの頃である。が、本当はこちらの気力、体力の衰えがスポ−ツの生命力を受け止められないがゆえの憂鬱なのかもしれない。保育園の子供の声が騒音問題化してしまう事情とたぶん一脈通じてるのだろう。
まさに年はとりたくないものだ。8月は前半が順調であったから、この調子ならと思いきや後半大失速。リオオリンピックと商戦は全く関連なし。〆てみると時計修理が大きく落ちた。節約生活のせいでなければいいが。もうひとつ特徴的なのは今月に限らず紳士のウォツチの客単価が問題外に低いことだ。男は年取ってしょぼくれるが、それにくらべると女性は、おしゃれにはお金をかける。その辺が男よりも長寿の源なのだろう。  (N)
2016/08/23
景況感アンテナ 7月

一頭地を抜くというが

日本のシンクロナイズスイミングのオリンピックチームがグアム島で強化合宿を行った。その模様をみると、朝の五時半からもうプールで泳いでいる。そこから就寝午後11時までびっしりと練習スケジュールが組まれていて、夕食も各自計算されたカロリー分を食べることが義務付けられている。
 選りすぐられた選手が、さらに厳しい練習をするのを目の当たりにすると、世界で一頭地を抜くにはここまで選手を追い込むものかと思う。一流とはどの分野でも似たような負荷がかかっているのだろう。わが身の仕事の日常を顧みれば、その差は歴然としている。
いささかは覚醒したというべきか。
7月は全体に低調で、宝飾のいくらか高額な商品で売り上げを賄ったが、ただ修理が順調だったのが助かった。地味だが修理は確実に収益につながる。問題は漫然と客を待っていてはいけないということだ。      (N)
2016/07/13
景況感アンテナ 6月

宴の後をどうするか

夏のセールも一段落して、さてこの後どうするかというのは悩ましいところで売り上げの落ち込みが怖いのでセールの延長を行う店がある。あるいはセール終了後三日も経たずに今度はバーゲンでさらなる値引きに踏み込む店がある。どちらにしてもさほどお客には魅力的ではないから売上は伸びないし利益は減少する。そこでさらにと、だんだんと薬物中毒ならぬセール中毒にむしばまれていく。宴の後はきれいに片づけて元に戻すのが一番なのだが、戻した時に売り上げや利益についてどう考えていくかの方策がなくてはならない。ここがもっとも掘り下げなくてはならないテーマなのだ。
6月は昨年ほどではなかったが、何とか数字は作れた。時計の売り上げが個数とも伸びたことでいささかの光明が見えた。それが救い。     (N)
2016/06/14
景況感アンテナ 5月

「多死社会」という切り口

今の時代は高齢化社会だと思い込んでいたら、「多死社会」なる見出しを新聞でみつけてそういう切り口もあるのかとちょっとびっくりなのだが、でもそういわれると「遺体ホテル」が繁盛しているのも、違和感なく受け止められる。葬儀の後に火葬までのあいだが順番待ちなので、その留め置きホテルだそうである。商売のタネは、どこにでも転がっているが、人とは違う視点で世の中を切ってみないとそのタネがみつからない。
4月の売上がひどかったので、5月は身構えていたが一息つけた。順調にはほど遠いが、ジュエリーも時計もまずまずだった。4月と5月、どちらが今の商売の本筋なのかはわからない。                         (N)    
2016/05/16
景況感アンテナ 4月

御徒町を歩いてみると

御徒町を歩いてみると、客足が無く外目にも閑散としている店がいくつも目につく。たぶん中に入って世間話でもしてみれば「いや景気が悪いね」と返事が返ってくるだろう。が、そういう一面よりも店自体がいつも同じ立ち位置にいて、なにも変わっていない印象がこちらに伝わってきてしまう。時代の空気と確実にズレていることが、ちょっとでも覗いてみたい気分させないのだ。
4月はただただ悪くこりゃまいったねという感じで、とりわけ時計の修理が減ったのが痛かった。が修理の元受も同じだというから、消費者の節約志向が進んだのかもしれない。
いつものことだが、4月の商売はむずかしい。(N)
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