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昨年10月、ジャパン・ジュエリー・フェア(JJF)の主催権が(社)日本ジュエリー協会からCMPジャパン(株)に譲渡された。香港など海外でのジュエリー・フェアを手掛け成功を収めているCMPグループだがJJFを今後どのように発展させていくのか。
CMPジャパン会長のクリストファー・イブ氏にその抱負など話を聞いた。
インタビュアーは本ウェブコラムなどでおなじみの三島由加理さん。


「日本のジュエリー業界に役立つイベントをいつか行いたいと思っていました」


―今回ジャパン・ジュエリー・フェァをCMPジャパン(株)が主催することになったわけですが、御社の日本での活動についてまずお聞きかせ願いますか。

「CMPは、イギリスが本社のビジネスメディア企業として、世界各国で国際トレードショーの主催と業界専門誌の出版を行っています。CMPジャパンはその日本オフィスとして、現在、年間8つの展示会の主催と、6つの業界誌の発行をしており、日本市場における展示会と出版をリンクさせたメディア活動を展開しています」

―そうした事業の中で今回、(社)日本ジュエリー協会からJJFを引き継がれることになったわけですが、どのようなカラーを打ち出し、どのようなコンセプトのフェアを目指していかれるのでしょうか。
「基本的には弊社が香港で開催している6月と9月の香港ジュエリー&ウォッチフェアのような、国際的な認知度の高いビジネストレードショーを目指します」

―CMPさんは香港のジュエリーフェアをはじめ海外で大きな成功を収めているわけですが、日本のジュエリー業界とのつながりも強いんですよね。
「そうですね。既に10年以上、弊社が香港などで開催しているジュエリーフェアへの日本企業の出展のサポート及び来場者プロモーションを行ってきました。出版部門においても、昨年度より日本のジュエリー業界で最も長い歴史を持つ業界誌『宝石の四季』をグループ傘下に置き、CMPグループの出版物として発行事業を行なっています」

―日本の企業が海外に目を向け始めた時期でもありますし、その果たした役割は大きいですよね。
「そうした日本のジュエリーを海外へ輸出するためのアシストを行うと同時に、バイヤーに対してもフェアを紹介し海外製品の調達などさまざまな面でサポート、今では本当に多くの方が日本から来場するようになりました。またCMPアジア発行のジュエリーニュースアジアでは、日本のジュエリー業界のニュースや企業の紹介などを積極的に展開してきました」

―それが今回は日本でジュエリーフェアを主催する立場になったということですね。
「日本国内のジュエリー業界発展に役立つイベントはいつか行いたいとずっと思っていました。特に、日本と海外の企業の交流を活性化するお手伝いをすることを含めてですね」




CMPジャパン(株)代表取締役
クリストファー・イブ氏


●聞き手
三島由加理さん
(ジュエリースペシャリスト)


―では、アジアの中における日本のジュエリーマーケットをどのようにお考えですか。
「確かなのは世界で2番目のジュエリーマーケットだということです。日本のジュエリー業界は今自信をなくしてしまっているような気がします。もう1度日本マーケットの大きさを再確認するべきだと思います。確かにブランドづくりといった面で遅れてしまったことは事実だと思います。ただアジアの中では日本ブームのようなものもありますし、日本のジュエリー産業を正しい形で海外に紹介していくことは大切だと考えています」

―JJFはそのための手段としては最適なものとなりそうですね。
「(社)日本ジュエリー協会が核となって10年以上続けてきた展示会自体も、日本を代表するオフィシャルなショーとして海外に紹介したいですよね」

―すばらしいことですね。
「私たちが今持っているネットワークを駆使すれば、ヨーロッパやアメリカに向けても情報発信が可能だと思います」

―日本のマーケットの重要性をもう1度再認識すべきということに関しては同感ですね。外に出てみると気づくことかもしれません。日本にどっぷりと浸かっているとその可能性や良さが見えづらいですよね。そうした点を踏まえ、日本の業界の起爆剤としてのJJFというイベントにおいて、他にどんなことが期待できるでしょうか。
「これまでのJJFはJJA主催ということで行われてきた優れたジュエリーフェアだと思います。今回弊社が”ジャパン・ジュエリー・フェア“の主催に携わるにあたり、この培われたオフィシャル性に加え、民間の主催者団体の展示会として、よりビジネス的な面を強化していくつもりです」