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2003年の9月から香港をテストマーケットにして展開していた「Forever Mark」でしたが、昨年の4月までの成果をみて、導入する時期に来たとして、今年から日本を含むインド、中国、ペルシャ湾岸諸国でDTCのサイトホルダーを通じて販売されるダイヤモンドに、この「Forever
Mark」を付けることにしました。
Q日本ではどのような形の導入になるのですか?
日本の場合、ダイヤモンド需要の多いブライダルマーケット用のダイヤモンドを中心とした0・3カラット以上のサイズの石から「Forever Mark」を入れます。
DTCがサイトホルダーに売ったダイヤモンド原石をカットした後、DTCのロンドンにある「メイディンヘッド」に研磨済みダイヤモンドを戻して「Forever Mark」を入れます。「プラズマエッジング」というDTC独特の技術で刻印します。ただ、品質は何でもいいから入れるというのではありません。ピケ石に入れるとインクルージョンが目立って逆効果になります。
Qその作業にはかなりのコストがかかるのでは
確かにコストアップになります。まずは、マークをつける前に各種の検査をしなければなりません。
このダイヤモンドがDTCから販売された石であるかどうか、ダイヤモンドの動きをトラッキングしなければなりません。その為には大きな石から小さな石まで、1個単位でダイヤモンドの流通管理が必要となります。
いわゆる「トレサビリティ」(ダイヤモンド原石の誕生から流通に係わったバックトラッキングシステム)が必要となってきます。
DTCでは、安定性を持たせコンスタントに供給するためのシステムとして、各鉱山から買い入れたダイヤモンドをバランス良く分けてサイトホルダーに売る仕組みとなっています。このシステムは、DTCが永年培った優れたシステムです。
Q何故今の導入になるのですか?
ダイヤモンド産業にとってHPHTやトリートメント、製造石(合成ダイヤモンド)の出現は大変な問題です。
業界全体が情報開示をしなければならないことですが、メーカーはじめ各販売店が正確な情報を伝えることにより消費者から信頼を得られることになります。
その為にも“安心して買えるダイヤモンド”にするためにこの「Forever Mark」は必要になります。業界のためになる導入です。
Q進化する「合成ダイヤモンド」との区別は
「天然と合成ダイヤモンドの違い」を学ぶ
いくら進化している合成ダイヤモンドでもDTCの研究センターが開発した「ダイヤモンド・シュア」(約百万円)という鑑別機材を使うと98%の判別が出来ます。あとの判別できない2%は、その上の機材「ダイヤモンドビュアー」(約6百万円)を使用すれば百パーセント鑑別可能です。扱い方は難しいですが、調べる仕組みが出来れば問題は解決です。進化する製造石を扱うという事は、このぐらいの出費を覚悟しなければならないということです。
Q0・3ct以下のダイヤモンドの見分け方
DTCサイトホルダーは、処理されていない完全な天然ダイヤモンド以外を販売するには、必ず情報開示することが条件になっています。
ただ販売店の場合は、安いからといって仕入れたダイヤモンドが合成であることが分かった場合、信頼を失います。これは大きな損失です。だからこれからは、信頼できるメーカーから仕入れることが一番です。これは、ダイヤモンド業界だけではなく、どの産業でも同じ事です。「安物買いの銭失い」をしないことです。何よりも信頼関係が大切な時代になっていますから。
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