定期的に実施している本紙ウェブサイトでの消費者アンケート。2014年秋(9〜10月)の調査は「腕時計を購入する際に、どこから情報を得るか」で、8項目をあげて選択してもらった(複数回答可)。回答は200人(男性92人、女性108人)。このアンケートはセイコーウオッチ鰍フ協賛を得て行なった。
 回答者が選択した項目の割合は、グラフの通り。「メーカーのホームページ」「店頭」「雑誌」が上位で、「時計販売店のホームページ」「メーカーのリーフレット」「販売店のチラシ」「新聞」と続き、「テレビ」は選択ゼロだった。 メーカーのホームページは回答者の8割が挙げている。アンケートに寄せられた「声」を読むと、必ずしも購入時だけでなく、通常においてもメーカーのホームページを見ている人はかなりいると思われる。
 今更ながらに、情報発信ツールとしては欠かせないものになっていることが窺える。一方、時計販売店のホームページはメーカーの3分の1程度にとどまる。店頭を挙げた回答者が6割あることからも、販売現場では、接客など“生の情報”が重要になっているといえよう。 メーカーのリーフレット、販売店のチラシは、それぞれ2割、1割と“紙”の役割はぐっと落ちる。それでも、最近は一時の“ブーム”の勢いはなくなっているとはいわれるものの、雑誌は回答者の3分の1が挙げており、捨てがたい媒体だ。新聞広告はシーズンを捉えたもの(年度変わり、クリスマスなど)が多く“誘引”の役割は果たしているのだろうが、参考情報として挙げた回答者は少ない。 アンケートは「複数回答可」として行なったが、3項目以上を挙げたのは女性が圧倒的に多かった。
 

時計美術宝飾新聞社調べ




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