www.e-tkb.com(時計美術宝飾新聞社)は、業界のより良い商 品つくりと販売に向け、多様化する消費者意識・行動をWEBアン ケートで定期的に調査している。今年5〜6月に行なった調査では 「掛時計」について、購入場所、購入時のポイントを聞いた。回答は 20代から70代で男性7割・女性3割。掛時計は殆んどインテリアの 一部とみなされているが、購入は量販店が6割近く、時計専門店は 5割近くとなっている。
     
◆掛時計を購入する店
購入場所は6割が「量販店」
ネットなど「通販」4割弱
「時計専門店」は5割弱
 
 デパート、量販店、時計専門店、雑貨インテリアショッ プ、通販(TV、インターネット、雑誌など)、ギフトショップ から選んでもらった(複数回答可)。
 量販店が57%でトップ、時計専門店48%、デパート 41%、通販37%と続く。雑貨インテリアショップをあげ たのは19%、ギフトショップは5%だった。
 掛時計といっても様々で価格も幅広い。時計専門店 で購入する人が5割近くあるとはいえ、量販店には届か ず、掛時計は量販店つまり比較的安い価格で気軽に購 入し、雰囲気を時折変えてみる、あるいは楽しんでみると いうことだろうか。通販での購入も4割近くあった。
 掛時計をインテリアとして捉えることに違和感はない と思うが、インテリアショップでの購入をあげた人は2 割に満たなかった。
◆購入時に重視するポイント
「インテリアとの調和」
続いて「見やすさ」
「商品のデザイン」
 
 この項目も、インテリアとの調和、商品のデザイン、機 能、見やすさ、使いやすさ、価格、ブランドの7点をあげ て選んでもらった(複数回答可)。
 トップはインテリアとの調和で74%。そのあと見やす さ57%、デザイン46%、機能32%、価格28%、使いやす さ26%、そしてブランド7%となっている。
 購入場所でも触れたが、掛時計はほとんどインテリア の一部として捉えられていることは、新しいことではな い。むしろそうでなければ、掛時計は浮いた存在になっ てしまうだろう。機能や価格、さらには使いやすさをあげ た人がインテリアや見やすさに比べて少ないのは、掛時 計の位置を端的に表しているといえよう。「疲れていると きに振り子の動きを見ると癒される」という回答者のコ メントがあった。

時計美術宝飾新聞社調べ




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