夏は暑苦しくて目が覚める、冬は寒さでベッドから抜け出せない、そんな経験は誰にもあること――あなたは、どのようにして(何によって)起きますか? 時計美術宝飾新聞社「W&J TODAY」は毎月ホームページ上で消費者アンケートを行なっているが、今回(8月実施)のテーマは「目覚め」。159人から回答が寄せられたが、男性・女性別に分析した(価格、電波時計の項目を除いて複数回答)。


<Q1 どのように目覚めますか>
「自然に」は、なかなか厳しいのか男16%・女20%。「目覚まし時計」が当然ながら圧倒的で男42%・女47%と半数近くになる。 男女に違いがあるのが、「携帯電話」男15%・女31%と「人に起こしてもらう」男17%・女2%。そろそろ起きないと遅れるわよと家族に布団を剥がされされる光景が浮かぶ。「携帯電話と目覚まし時計」は男25%・女19%。

<Q2 目覚まし時計の購入場所>
「デパート」男23%・女28%、「専門店」男32%・女27%、「ディスカウントショップ」男54%・女42%、「GMS」男4%・女3%、「ホームセンター」男20%・女9%、「雑貨店」男5%・女27%、「通販」男11%・女17%。 専門店や百貨店もそれなりの数字だが、どちらかといえばディスカウントショップやホームセンターでの購入率が高く、気軽に買うともとれる。

<Q3 購入価格>
「999円まで」男12%・女9%、「2999円まで」男33%・女36%、「4999円まで」男48%・女42%、「1万円以上」男7%・女13%。 男女共に目覚まし時計は5千円以下というのが値ごろ感となっている。

<Q4 購入ポイント>
「機能」が断然トップで男64%・女47%、次いで「デザイン」男29%・女45%。男性は起こしてくれることが第一、女性はデザインも気になるというところか。価格は男5%・女8%で、ブランドは男女共に0%。

<Q5 好きな置き場所>
「居間」男41%・女50%、「台所」男5%・女16%、「風呂場」男12%・女16%、「寝室」男56%・女42%、「玄関」男8%・女3%。
 
<Q6 目覚まし電波時計>
「使っている」男29%・女23%、「使っていない」男12%・女14%、「使いたい」男34%・41%、「こだわらない」男23%・女22%。 <欲しいクロック> 「電波」男81%・女92%、「機械式」男8%・女2%、「デジタル」男11%・女16%、「クオーツ」男20%・女14%。 電波時計の浸透率はそこそこだが、認知度はかなり高いものがあり、今後の展開には期待が持てる。 <欲しいイメージ> 「小さく可愛い」男8%・女19%、「大きくゴージャス」男8%・女8%、「小さく見やすい」男24%・女38%、「大きな音」男23%・女5%、「インテリアに合う」男54%・女50%。 「芸術的なクロックがあってもいいと思う」、「クロックはちょっと贅沢なものが欲しい」、「子供がいるので音でもデザインでも楽しめる時計がいい」といったコメントが寄せられた。実際には、そうしたクロックはあるのだが、消費者アピールが少ないのだろうか。 居住空間にアクセントを与えて、目覚まし時計(クロック)にはウオッチとは違う役割もある。総じて男性は機能的であることを望み、女性はデザイン性を重視することがアンケート結果からは見えてくるが、いずれもクロックには「インテリアに合う」ことがイメージとしてある。当たり前のことではあるだろうが、作り手も売り手も、そのことを再考していきたい。












時計美術宝飾新聞社調べ




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