(社)日本ジュエリー協会の「09年ジュエリー小売市場動向調査」によると、09年のジュエリー小売市場規模は9283億円と推計。前年比11.9%減と縮小したとしている。
07年から金額数値が数量数値より悪化、09年は減少幅が更に開いた。
素材別で見ると、9283億円のうち、ダイヤモンドジュエリーが4422億円（47.6%）、色石ジュエリー1988億円（21.4%）、真珠ジュエリー1531億円（16.5%）、地金ジュエリー1342億円（14.5%）とし、各分野で低迷が見られる。
ただ、チャネル別内訳においては、通販のみが増加している。
09年の市場規模のうち、百貨店1558億円（16.8%）、専門店5302億円（57.1%）、量販店566億円（6.1%）、異業種1856億円（20%）。前年と比較すると、百貨店が最も悪く16.6%減、専門店11.5%減（チェーン店12.1%減、単独店10.2%減）、量販店13.4%減、異業種8.4%減とした。異業種の中では、呉服・アパレル・訪販が10%以上減少しているが、通販のみ4.7%増加した。
今年の見通しは、先行き不透明が続いているとしている。
＊JJAが独自調査していたデータを、今回から民間総合調査機関の㈱矢野経済研究所が推計した数字を基に、分析・説明していくとした。
