本紙「THE WATCH&JEWELRY TODAY」は、様々なテーマのもとに毎月イン ターネットで消費者アンケートを行ない、その結果を分析し、UP TO DATEな マーケット情報をホームページで紹介している。今回紙面で紹介するのは、2009 年11月に行なった「クリスマスのプレゼント」に関するアンケート結果。そこでは、 併せてウオッチに対するイメージなども聞いた。 実施は2009年11月。回答者数は939人(男性529人、女性410人)。




クリスマスに贈るアイテム
  (項目設定。複数回答可)
 クリスマスにはどんなものを贈るか。▽ 宝飾品=32%(男38%、女24%=以下同)▽時計=27%(26%、28%)と、設定したアイテムの中では強い。宝飾品は男性が女性より多いのは頷けるところか。
以下▽洋服=24%(13%、38%)▽菓子=15%(16%、14%)▽酒=13%(14%、13%)▽玩具=12%(12%、12%)▽鞄=8%(6%、11%)。洋服を女性が挙げているのはネクタイまで含んでいるのだろうか。

プレゼントの購入場所
  (項目設定。複数回答可)
 どこで買い求めるかは▽百貨店=48%(42%、52%)▽専門店=48%(51%、45%)と同じ。▽ネット=17%(15%、20%)▽ディスカウント店=9%(11%、7%)▽通信販売=3%(3%、4%)。半数近くが百貨店・専門店を挙げているのは従来の感覚のうちだが、この分野でもネットの割合はかなりの数字となっている。
















 



 
ウオッチのイメージ
  (項目設定。複数回答可)
 今回はずばり、実用かファッションかで聞いた。▽実用=47%(48%、46%)▽ファッション=64%(59%、69%)となっているが、どちらかひとつではなく、実用もファッションもという人はもちろんいる。
 かつて、かなり以前に本紙では時計に関して「ライバルはdocomo」というコラムを掲載したことがあるが、あえていまさらに、ウオッチは実用かファッションかと問うことは「?」が付くかもしれない。
ウオッチがなければ時刻が分からない時代でもないし、アクセサリーとしてウオッチを楽しむ人が多いことも改めて検証するまでもないことだ。

ウオッチ選択のポイント
  (項目設定。複数回答可)
 ▽デザイン=76%(71%、82%)▽価格=45%(39%、52%)▽ブランド=38%(36%、40%)▽機能・電波時計=32%(35%、28%)機械式時計=6%(8%。3%)。
 あれもこれもと迷うほどに多様なデザイン・機能、しかし価格は無視できないというところ。

   
ウオッチの精度・許せるズレ
   (項目設定)
 ウオッチの狂いはどこまで許容できるか。▽30秒〜1分=40%(37%、43%)▽5秒=28%(33%、24%)▽10秒= 26%(23%、29%)▽2分〜3分=6%(7%、5%)。職業や持つ人の性格にもよるだろうが、妥当なところか。もちろん、ここに挙げた誤差なんかとんでもないというウオッチもあるが。


ウオッチに関する意見・感想など
 アンケートに回答を寄せた人は基本的にはウオッチに興味があると思われるが、ウオッチ情報に関する要望は多岐に
わたる。
 「着ける場面や年齢にふさわしいウオッチ」「面白いウオッチ、珍しいウオッチ」や「流行に左右されないウオッチの選び方」「売れ筋ランキング」などの情報。ウオッチ製作過程、機能、メンテナンス、価格、時計の歴史などの解説を望む消費者も多い。東京・銀座や大阪・心斎橋あたりでもその購買行動が話題となる中国の時計マーケットの情報が欲しいという声もあった。
 変わったところ(?)では「時計の無い時代に、どのように待ち合わせたのか知りたい」という要望も。また、今回のアンケートはクリスマスプレゼントに関する内容だったからだろうが、「ウオッチをクリスマスプレゼントに考えたことはない、時間を忘れてワイワイ楽しむから」「ひとり身には厳しいアンケートだった」などと貴重(?)な意見もあった。




時計美術宝飾新聞社調べ




| HOME |