掛時計は、プレゼントが4割、
購入予算は1万円未満がほとんど


 
時計については、今回は「掛時計」を取り上げた。腕時計は良いにつけ悪いに つけ何かと話題にはなるが、どうしてどうして、我々の生活を振り返ってみれば掛時計だって、結構、存在感はあったはずだ。今回の回答者の年齢は21歳か ら63歳。

 [掛時計を使用している] のは83%。
かつてはどこの家にも必ず「ボーン、 ボーン」と掛時計が在ったが、あれは遠い昔のことか。2割近くの家庭で掛時 計を使っていないという現状は、実感として、そんなものかというところもある。アンケートでは「掛時計」として質問したが、感覚としては「掛・置時 計」となっているかもしれない。
 その[掛時計をどのように手にして手に入れたか]に関しては、自分で購入が53%、プ レゼントされたが40%、その他17%となっている。この比率は、腕時計とは違うことは明らかだろう。掛・置時計は、新築・転居などの際の祝い品としての需要が大きな役割を果たした時期があった。それ以外にも掛時計が贈答品としてのポジションを持っていることは、改めてこのアンケートの結果が証明しているといえよう。

 [掛時計の購入予算] は1万円未満が60%、5千円未満が13%、そして2万円未満・3万円未満がともに10%と続く。
自己購入だけでなく、贈答としても手 頃ということだろう。

 今回のアンケートでは、併せて腕時計に関しても聞いた。
 腕時計のマーケットはありとあらゆる、多種多様だが、基本的な部分に関して  [腕時計のイメージ]として実用性とファッション性について聞くと若干 ファッション性が上回るが、両者はほとんど同じ割合だった。昨今、実用性ゼ ロのウオッチなども出ているが、トータルな意見としては、実用性もファッ ション性も兼ね備えたウオッチに落ち着くのかもしれない。

 ただし[購入ポイント]として細かく聞くと、デザイン(85%)がトップで、 以下、価格(45%)、機能(40%)、ブランド(35%)が挙がる。
 少し変わった視点から[許せる時間のズレ・誤差]を聞くと、「30秒から1 分」ならいいとするのが50%。「5秒」が25%、「10秒」17%、「2分から3分」は7%と、その人の生活スタイルも関係するのだろうがむずかしいところだ。


















時計美術宝飾新聞社調べ




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